夫はアフリカで太陽光発電の仕事に携わったことがあります。ある年、その国でイナゴが大発生しました。夫はそれを大量に捕まえ、佃煮にして食べていたといいます。それをみた現地の人は夫のことをめちゃくちゃ恐れたらしい。強面の現地の作業員も口答えしなかったらしい。

これは、私の夫、野原ひろしにまつわるエピソードです。夫は海外で働くことが多く、アフリカにも数年滞在していました。ある年、滞在先の国でイナゴが大発生したそうです。大量のイナゴが田畑を食い荒らし、住民たちは困り果てていました。

そんな中、夫は大量のイナゴを捕まえ、それを佃煮にして食べていたというのです。日本ではイナゴを食べる文化がありますが、アフリカの人々にとっては信じられない光景だったのでしょう。夫の行動を目の当たりにした現地の人々は、夫をまるで怪物のように恐れたそうです。普段は強面の現地の作業員たちも、夫には口答え一つできなかったといいます。

夫の話を聞いたときは、驚きと笑いが止まりませんでした。夫は海外でも変わらず、自分の道を突き進む人なのだと改めて実感しました。夫の型破りな行動は、現地の人々に強い印象を残したようです。夫は今でも、現地の人々から「イナゴマン」と呼ばれているといいます。

夫のイナゴエピソードは、家族の間でも語り草になっています。子供たちは、父親の武勇伝を聞いて目を輝かせています。夫の行動は、子供たちに勇気と挑戦する心を教えてくれているように思います。

私は、そんな夫を心から尊敬しています。夫は、どんな困難にも立ち向かう強さと、周りの人々を笑顔にするユーモアを持っています。これからも、夫と一緒に様々な経験を積み重ねていきたいと思っています。そして、いつか家族みんなでアフリカを訪れ、夫が活躍した地をこの目で見てみたいと思っています。

野原サクラ