簿記の問題で決算の時、帳簿上の当座預金残高と銀行残高が一致しない場合。
ちなみに小切手と手形は当座預金を開設してないと使えない。
逆に言うと小切手や手形を使うために当座預金を開設する。
未取り付けとは、銀行に対する債権者(預金者)が銀行に対して請求していない状態。
未取り立てとは、銀行が他の銀行に対して資金移動を請求していないか、請求はしているがまだ資金移動されていない状態をいう。
例えばA会社がB会社に支払いのため小切手を渡した場合、渡した時点でA会社は帳簿上の当座預金を減少させる。
でも銀行残高はB会社が銀行に請求(取り付け)しないと減少しない。
この状態で決算を迎えた場合に問題になる。
でも小切手を渡した時点で帳簿上の当座預金を減らすのは当然で、B会社が銀行に請求(取り付け)すれば、いずれ一致する。 だから何もしないでOK
簡単に言うと未取り付け小切手は、帳簿上の当座預金の残高を減らしたが銀行残高がまだ減っていない状態。
反対に未取り立て小切手は、帳簿上の残高を増やしたがまだ入金されていない状態。
取り付けと言うと、関東大震災の時や太平洋戦争の時、銀行に対する取り付け騒ぎが起こったよな。
山一証券が破綻した時も起こったような…。