∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!
このブログのタイトル「男子ごはんレシピ」に相応しい料理を紹介させてもらいます。

もつ煮込み丼

なんて魅力的な響でしょう~
もつ煮込みを丼飯にぶっかけて頂くなんて、考えただけでも食欲がそそられます。如何にも「男子ごはん」がぴったり来る丼です。私の歳は51歳、正直言ってもはや「男子」ではなく、オヤジッて感じなので、「オヤジがそんなもん食ったら痛風になるぞ!」って陰口叩かれそうですが、有難いことに今のところは元気にしていて、週3~4回の筋トレ、ランニングを欠かしません。だから何だって言われそうですが、結構激しい運動してるので、こういうのを見ると、ぐぐ~っとそそられます。オヤジですがガッツリ丼を食べたくなるんです。

もつ煮込み

もつ煮込み丼を作るには、もつ煮込みがいりますよね。ここでは豚のホルモンを九州の合わせ味噌で煮たのを使っています。作り方は豚ホルモン(大腸)を下処理してから下茹で、それを圧力鍋で柔らかくしてから味噌煮にするんですが、下処理に下茹でと、「下」がつく作業を2つもやってから作るのは、大抵の場合、ホルモンって臭いんです。今回、生ホルモンを使って作ったので、余程、いいホルモンに当たらない限り、さわっただけで臭い?気弱な人なら「こんなのが食えるのか?」「よく考えたら大腸って○ンコが入ってたとこじゃないか」、そう思うでしょう。確かにその通り、臭いし、もともと、バッチイものが入ってたトコですが、それなりに手間を掛け、上手に料ってやれば美味しくなります。お店で食べる味みたいにはいかないかもしれませんが、自分で手をかけて作れば、アバタもエクボ。美味しく感じるはずです。

その、生ホルモンですが、まずは肉屋さんで「もつ鍋、焼肉、煮込み」に使えるのを買ってきます。高いの安いのありますが、そのへんは財布と相談です。私の場合は安いのを仕入れます(理由は察してください)。買ってきたのはアメリカ産、冷凍の生ホルモンです。幸いなことに一口大になってない、切り開いただけのが買えました。これを買ってきてまずは流水解凍で一気に溶かし、溶けたらボウルに入れ、小麦粉をたっぷりふりかけ、洗濯物を洗うように洗います。こうすることで臭みが抜けていくと言われています。これを何度かやるのですが、やり過ぎると匂いもないけど味もない・・・・って事になるので、洗い過ぎないようにします。

 

洗濯が終わったら下茹でします。鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したところに生ホルモンを入れ、2~3分茹でます。これをまた冷水に晒し、表面のヌメリを手でこすり落とします。この時、ホルモンの表はしわしわ模様が入っていて、内側には脂肪がびっしりついています。乱暴に扱うと脂肪がとれてしまいます。ホルモンの旨味はこの脂にあるので、脂を取らないようにします。脂を取るのは煮込んで煮汁に浮いてからです。その時も掬いすぎると旨みが無くなるので、掬いすぎないようにします。

下茹でしたホルモンを一口大に切り(下茹でして切ると切りやすい)、圧力鍋に入れ、香味野菜、日本酒で柔らかくなるまで煮たら、別鍋に移し、ジャガイモと一緒に煮込み、この時、味噌で味をつけます。



ここで静かに煮ながら、表面に浮いた余分な脂を掬いますが、掬いすぎないようにします。味噌を入れて煮込むと、味噌と、煮こまれて溶けたジャガイモの効果で煮汁にトロミがついてきます。この状態になればしめたものです。そおっと混ぜながら煮込むと、水に溶けないはずの脂が乳化されて煮汁に溶け込んでいきます。これがもつ煮込みの旨みの素になりますので、ここにこだわって作ると美味しいのが出来ると思いますよ。詳しいレシピは→「柔らかもつ煮込み」を見てもらうとして、完成したのがこちらです。



もう、メチャウマ、私的にはですが、美味しく食べました。このもつ煮込みはあるお店の味を真似して作ったもので、私にとっては懐かしい味なんです。今では本物を味わえないのが残念でなりません。

こうやって、それなりに手間を掛けて作ったもつ煮込み、もしも余ったら丼でどうぞ。これを丼飯にかけるだけでOKですが、丼飯にはたっぷりの刻み海苔をのせ、汁ダクの丼にするか、もつ煮込みを鍋で再過熱する時、味噌と砂糖を少し増やし、味を濃くして作るといいですね。そして、トッピングに温泉卵でものっければ、更に美味しくいただけます。



温泉卵は本物を作るには時間がかかりますが、簡単温泉卵なら15分で作れます。1リットルの湯を沸かし、沸騰したら200mlの水を入れ、そこに卵4個をそっと入れます。後はフタをして13分置き、その後に冷水で冷ます。写真の温泉卵はそうやって作ったものです。



簡単温泉卵でも美味しそうでしょう?



明日は週末、休みを利用してもつ煮込みからつくり、土曜日はもつ煮込みで一杯ひっかけ、日曜日の昼は丼で食べるのもいいかもです。