■ハンドバックの誕生
中世から17世紀末にかけては、男女ともに、硬貨や書類を運ぶための小さなバッグやベルトに取り付けられる財布やポーチを使っていた。展示品の中でも最も古いバッグは、16世紀に作られた山羊皮製の男性用バッグ。締め具の後ろには18個の隠しポケットが付いている。
18世紀になると、女性達は内側に隠しポケットを付けた裾広がりのスカートに代わり、より体にフィットしたハイウエストのドレスを着るようになった。女性がハンドバッグを持ち始めたのはこれ以降のことだ。当時の女性はあまりものを持ち運ばなかったので、初期のハンドバッグがどれも非常に小さい。当時の女性は、裁縫道具や硬貨、鍵などは持ち運んでいたが、化粧品をバッグに入れることあまり相応しくないとしていた。