セピア色のせかい -2ページ目

セピア色のせかい

写真と本と音楽と。哲学、心理学が好き。真面目に生きていたい。

今日は最近悩みに悩んでいる、多様性を受け入れることの難しさについて書きます

世の中にはいろんな人がいますね
みんなちがってみんないいなんて言いますが
わたしはどうしても分別心を捨てることができません

すぐ怒る人、言葉の乱暴な人、自己主張の激しい人など…どうしても多様性として受け入れることが出来ません

わたしは、人間の人格は今までの経験から作られると考えます
だから、誰ひとりとして同じ人生を歩むことはないので、他人を完全に理解することは出来ないと思うのです
そして、だれも他人を完全に理解できない時点で、その人を『否定』する権利などないと思うのです
そんなに自分は偉くありません



そう分かっているのに
わたしはどうしても分別心に囚われてしまって、
自分には理解できない考え方の人に腹を立ててしまったり、絶望してしまったりします


職場に、内面の輝いている神様のような先輩がいて、その先輩は多様性を受け入れているのです
先輩はその人の性格を個性として捉え、否定することはありません
先輩は感情を表に出さず、常に冷静です
そして鋭い判断力があり、どんな人にも平等に接します
みんなに慕われ、好かれていますが、自分のことは滅多に話しません
常に人の話を聞き、心配りを怠りません
自分をよく見せようなんてことは一切せず、いつも控えめで真面目です
見た目も服装も地味、そして口数も少ない
でも口を開いた時の発言は、耳を傾けたくなるような言葉の羅列…

先輩の器の大きさと、真面目な性格、磨きのかかった人間性に私は自らの恥すら覚えます
感慨無量です

わたしは真似しようと努力しますが、なかなか近づくことができません

多様性を受け入れるにはまだまだ時間がかかりそうです
私の心は未熟であり、もっと鍛錬しなければいけないと思いました
人は人、自分は自分
違って当たり前
ありのままを受け入れる

私は分別心から解き放たれて
どんな人にも平等に接することのできる人になりたいです
そして、卓越した精神力を身につけ、いつか先輩のような人間になれるように努力していきたいと強く思います