もしかしたら今の僕の心の中も、恐怖や嫉妬や怒りで今の外と同じように響いているのかもしれない。
この感情は、誰に向けた感情なのか?
この想いは、どこに向ければ晴れるのか?
向け用のない恐怖。行き場のない怒りや嫉妬。
心の中でまた深い霧の様にモヤモヤしてきた。
少し心の闇が強くなった気がして外を眺める事が出来ず、一人で怯えた。
雨はいつか止んで青空に虹が架かる。
この気持ちもいつか晴れて、無差別に癒してくれる様な虹が架かるのかな?
何も考えない時間は針を刻み、気が付くと雨は止んでいた。
その曇天の中から懐かしいような澄んだ青色が出てきた。
この色を見ただけでなんだか泣きそうになった。
最近空を見上げてない訳ではない。どちらかというと空を見上げてる方だと思う。でも久しぶりに見た様な気がした。
こんなに綺麗な青色を見たのは初めての気がした。
図工の時間等で色を混ぜて作ったけど、こんなに綺麗な青は作れなかった。
ふと「こんなに青って綺麗だったんだ」と独り言をつぶやいた。
何故だかこの空の色を誰かに見せたくなって写真に残した。
でも、この写真を残したとしても、この感動は伝わらない。
でも残さなきゃ…誰かに教えてあげたい…。
この空の色をこの世界で同じ様に綺麗だと思う人がいるのであれば、その人の気持ちを知りたい。そして教えてあげたい。
僕の感情は、怒りや嫉妬や恐怖は何処か雲の様に消えて無くなった。
代わりに今は、どういう風に伝えればいいか解らないけど、
僕の感情は、あの時見た綺麗な青空の様。としか言い表せない。
でも伝わると思う。たとえあの空を見てなくても…
