最初に「ありがとう」という言葉を意識したのは、
実は漫画の中だったと思う。
『ファミリー!』という
渡辺多恵子さんの作品。
今は『風光る』って
新撰組題材にしたの書いてらっしゃいますね。
新撰組にもはまったことがありまして、
小説だの漫画だの読みあさりました。
あ、ずれた。
ワタシ、漫画オタクなもので。
戻りまして、
その中で主人公は
アメリカでの一家族なのですが、
そこに日本人の女の子がホームステイします。
「黒髪が綺麗だね」と褒められたにも関わらず
英語がよく聞き取れない彼女は
「ぱーどん?」を連発。
相手は気にせず彼女が聞き取れるまで
何度も言い直してくれるのですが、
言い直させてしまったことを気にして
「あいむそーりー!」
そこで一言言われるのです。
「褒めてもらったときにはThank youだよ」
場面としては、言い間違えたと思っての
一言だったのかと解釈したけれど、
あぁ、そうかーと、腑に落ちたのです。
褒めた人は良いと思って言っている。
それを
「いやいやそんな。。。」と言ってみたり
「そんなことないですよー」と言ってみたり
「またまたー」と濁してみたり。
謙遜だったり
照れ隠しだったり
はたまた
褒められたことを真に受けるのはいけない
などと思っている場合もあるかもしれない。
謙遜や照れ隠しにしても
良いと思って言ってくれているのに
それを否定しちゃって良いの?
自分の良い所、否定しちゃって良いの?
だって、わざわざ口に出して
あなたの良い所はここだと
教えてくれたってことなのでは??
それ以来、褒められたらありがとう。
そう言って素直に受けとめよう。
そして数年後、
あるお稽古をしているときに先生に褒められました。
「ありがとうございます。」
と、素直に受けとめました。
先生、驚きました。
「まーーー。皆さん聞いた?
ありがとうって、なんて素敵なの!
そうよね、良いと思って言ってるんだもの。
ありがとうと返されると嬉しいものなのね!!」
そんなに?
ワタシの方が驚き。
続きがありまして、数回後のお稽古時。
先生は言いました。
先日ね、講演に行ったら褒めていただいてね
この間のことが頭によぎって、
ありがとうございますって言ってみたのよ。
そうしたら先方がね、
さすが先生は素敵なお返事されるのですねって。
本当にいいこと教わったわ-。
ありがとうって、繋がるのだなと思いました。
たった一言。
たった5文字。
されど 5文字。