く出生時の記憶①の続きです。

 

 

母が彼(リーダーベビー)

と再会したのは

兄を出産してから2年後、

 

 

性懲りもなくあのヤブ産婦人科で

わたしを出産中のときでした。

 

 

遠慮深いわたしは

慎ましいサイズの胎児

だったものの、

 

またもや

母の意識は飛び

 

 

覚えのある暗い宇宙空間に

いたそうです。

 

 

そこでもまた

母の前にはずらりと

生まれてきたい

子どもたちが並んでいて

 

 

あのリーダーの子が

母が苦しむたびに

なでてくれて

痛みを取り祓ってくれたそうです。

 

 

母は

次はそのリーダーが

生まれてくるんだろう

と思っていました。

 

 

その子がとっても

生まれたがっているのが

伝わってきたんだそうです。

 

 

そして

母の容体が安定し

 

いよいよ次の子が

この世に生まれる

順番が来たとき、

 

 

リーダーの子は

 

母の前に並んでいる

一番最後尾で

ちょこんといる小さい子に

言いました。

 

(母曰く

『まだ人間になりきれてない感じで、

小さくてサルっぽくて

正直「ハズレやな」と思った子』)

 

 

 

「このお母さん、

女の子がほしいみたいだから

あんたが行き。」

 

 

リーダーと、並んでいた

他の子どもたちは

みんな男の子でした。

 

 

その人間になりかけの

小さな女の子が

 

こっくんとうなずいて

よたよたと滑り台を降りて

この世に出て行くとき

 

ほんとは生まれたかった

何人ものお兄ちゃんたちが

 

「よかったなあ」

「いっぱい

かわいがってもらうんだよ」

 

口々に声をかけているのを聞いて

 

 

母は

いいなあ

 

この子は

こんなにも

大事にされてて

見守ってもらえる人がいて

 

いいなあ

と心底うらやましく思ったそうです

 

 

 

母はこの時

(養母の指示によって

本人の同意なく)

もう次の子どもができないよう

処置をされていたことを

後で知りました。

 

 

じぶんも生まれたかっただろうに

母が女の子を望んでたからと

順番をみそっかすにゆずって

 

 

ただただ幸せを祈って

送り出してくれた

 

リーダーや他の子たちの存在を

母は今でもずっと

覚えているといいます。

 

 

数十年経って

 

その小さな

みそっかす女の子のわたしが

年下の夫と結婚して

 

 

何年もしてから

ある日

母がボソッといいました。

 

 

「あんたの旦那さんなあ、

あん時のリーダーの子に

なんとなく雰囲気が似とるんよ。

 

あ~よかった、

ほんとによかったなあ。

って、思った。」

 

というお話。

 

 

でね。

この話を聴いたとき

はっきりと確信したのです。

 

これはわたしたち親子だけの話ではなくて、

みんなそうなんです。

 

 

あなたにも、

この世に生まれるときに

 

どうかどうかこの子が可愛がってもらえますようにと

幸せになって欲しいと

 

心から願って見守ってくれている人がいるんです。

 

 

いつかあなたも、生を終えてこの地球から離れたら

そういう存在になるんです。