今、現地で人命救助をしている友人の後輩がテレビのニュースなどからは感じ取れない生々しさを日記に綴っていたのでマイミクのみんなにも知ってもらいたくそのままコピーして掲載させて頂きます。


被災地に家族、知人、友人がいたり、未だに被災地の方と連絡が取れてない方、不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません。



【友人の後輩の日記より】






昨日の夜、物資を補給しに駐屯地に帰ってきました。

被災地にいるおれの見ているものをみんなに伝えようと思います。
昨日の夜、物資を補給しに駐屯地に帰ってきました。

被災地にいるおれの見ているものをみんなに伝えようと思います。

金曜の地震のとき、おれは駐屯地内にいました。
人生で初めて死を感じるほど揺れた

すぐに第3種が発令されて
そんで非常呼集から災害派遣命令の発令


派遣先は県内の北部沿岸部でした。





何もかもがゴミみたいにぐしゃぐしゃになってて
とてもニュースなんかじゃ伝えられないくらい地獄みたいでした。


任務は人命救助でした。
だけど見つけたのは3人だけで
あとは遺体でした。

遺体回収と遺体捜索しかしてません





津波警報が出るたびダッシュで撤退して
また捜索しての繰り返しで

泥と瓦礫の沼の中、浮遊物や倒壊した家屋の屋根を伝って遺体を運んだ
亡くなった人間は脱力してて重かった


水死体は臭いがきつくて気持ち悪くて水も飲む気にならなかった

焼死体は筋が生々しかったし独特の臭いがした
半壊した自分の家を見上げながら笑って強がるお爺さんがいた

悲しそうな顔で、おれ達に
有難うございます。よろしくお願いします。って静かに頭を下げるお婆さんがいた


粉砕した堤防の残骸のふもとに侵入してきてた親子に
どうしました?って聞いたら
行方不明の息子を捜しに来ましたと言われた


車は丸めた紙屑のようにぐしゃぐしゃに潰れ
町中の壁に高さ3m近くまで水の津波の跡が残っていた

津波は丘の避難所や山を乗り越えて町まで流れた。だから山の上まで捜索した
大木や山の斜面が普通になくなっていた

鉄道は吹き飛び道路は崩れ落ちていた



被災地は未だに電気も水もガスもない
もちろん携帯も圏外

先遣隊で派遣された俺達もろくに食料も水もガスもない
もちろん携帯も圏外

先遣隊で派遣された俺達もろくに食料も水もなかった



うちの中隊の人達も家族や友人や彼女を失ってるけど
みんな自分に与えられてる仕事をきちんとこなしてる



9特の先遣隊は飲まず食わず寝ずで未だに人命救助をしている


おれも明日かあさってにはまた派遣される





何が言いたいかというと、決して他人事とは思わないで欲しいということ

ボランティアで働けというのではなくて、危機感を少しもって生活してもらいたい
おれだって地震が起きる瞬間まで二日酔いで死にかけてたし
まさか次の瞬間にこんなことになるとは思わなかった


運ひとつでこれほど人生が変わるのなら、明日は我が身だと思うべきだと思う。



みんなにも何か出来るよね?
まだ生きてるだろう、孤立してる人の無事を祈るでもいいし
100円募金するだけでもいい



軍隊で訓練受けたり、実際に被災したことがない人は飢えや渇きや寒さに苦しんだことはないかもしれない

だけど想像してみて欲しい
耐える訓練してない人にとってどれだけ絶望的か



みんなの少しの優しさが、たくさん集まれば大きな力になるとおれは思う
この悲惨な現状について少しでも向き合ってみてもらいたい

震度7や17mの津波
歴史に残ってしまったこの震災は
自衛隊や消防だけではフォローができません。



みんな他人事とは思わず、思いやりのある態度と考えで過ごそう!

以上。








がんばろう日本!!!


まずは身近な事から、、、