映画音楽をダシにして少し語ろう その10 | 夙の三郎 オフィシャルブログ powered by 俺様

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風を知れ!
そして地の薫りを嗅ぐのだ!
さすれば血は炎のたぎりを失う事なく運命の鐘を鳴らすだろう…

もはや枷は外れた






All That Jazz

オール・ザット・ジャズ

出演/ロイ・シャイダー
   ジェシカ・ラング
   アン・ラインキング
   リランド・パーマー
   クリフ・ゴーマン
   ベン・ヴェリーン
   エリザベート・ファルディ
   マックス・ライト
   ジョン・リスゴー
監督/ボブ・フォッシー
脚本/ロバート・アラン・アーサー
   ボブ・フォッシー
製作/ロバート・アラン・アーサー
製作総指揮/ダニエル・メルニック
撮影/ジョゼッペ・ロトゥンノ
音楽/ラルフ・バーンズ
美術/フィリップ・ローゼンベルグ
   トニー・ウォルトン
編集/アラン・ハイム
1979年  アメリカ映画





実は公開当時からヘビロテで鑑賞し続けてる作品の一つどす★
【大統領の陰謀】や【ゾディアック】というマスコミ・サスペンスともいうべきジャンルも大好きなんどすが…
他はキューブリック、コッポラ、イーストウッドやら何やらありますが、今は書くアレじゃないんで別の機会にでも‼︎
😚そんなんあるの?

そして、作品の内容は監督のボブ・フォッシーが自身をモデルとした、やや自嘲も込めた内容となっとりますが、変な悲壮感など全くもって皆無!
It's showtime folks
ルーティンのビバルディを聴きながら薬局で売ってない薬と目薬ビシバシで鏡の中の自分に暗示をかける主人公ギデオンに観客は何を見出せるか?
多分、これといって何も見つけられんだしょう‼︎
だって ”普通じゃない” んやから☆
でも、その普通じゃない人間が織り成しとる様が凡庸この上ない数多くの人間を慰撫したり鼓舞したりする皮肉は存分に堪能できるかもね!
信じてたのに…
よく芸能人とかが薬局で売っていない薬の使用とかで逮捕されたりなんかするとアップこんな台詞をぬかしくさるアホどもが居たりなんかしやすが、そんなに嫌なら写経とかでもやっとれ‼︎
 …その宗派の教祖も立派なジャンキーなんですがね★



兎に角

シャイダー以外は歌えるわ踊れるわと、なんやかんや四面楚歌な状況ではありますが… なんやろか、なんでかシャイダーが全然浮いた感じしないのが不思議!

フォッシー自身がシャイダーを口説いて主演に抜擢らしいどすが、なんやろか⁉︎

😂

その辺りにこの作品の魅力が詰まっとるんやと思うんやが、その尻尾を今だに捉えきらとらんのを白状しまっする!

ただ、この主人公には只ならぬ親近感を覚えるのは確かや✴️

女にだらしないのと娘に頭が上がらないのが…






つまるところ、
破滅という意識にポジかネガかで人間は篩(ふるい)に掛けられとるのでわ?
🤔
何の取り柄もない、ごく普通の人間たちは蟻のように働いて(蟻に失礼かな?)財産なり何なりをブロック塀のように積み上げた人生に満足したつもりになっとりますが、その空虚さに気付きながらも知らん顔して「これでいいのだ」と自己暗示に…
あれ?
何処かで観たような、聞いたようなセリフやねぇ★
It's showtime folks
だから何回も言ったやろ?
どっちでも同じやってさ
( ͡° ͜ʖ ͡°)




それにしても

ロイ・シャイダーだけが歌のド素人という‼︎
でも、このアップ
エンディングまで来るとシャイダーやないと駄目な感じが非常に強くなりまんな!
そもそも、初期の構想ではリチャード・ドレイファスやポール・ニューマンが挙げられてたらしいけど…

ほいでからして、最後になっちゃったけどジェシカ・ラングが非常に良い☆
😍
【キングコング】でデビューした時はエロい体した姉さんだけやったけど、その奥に潜んでた自身をも破滅させかねんエナジーが【郵便配達は2度ベルを鳴らす】辺りからハッキリと貌を為し始め時の興奮といったらアナタ‼︎
 …結局はエロに落ち着くんやな☆













Dream Girls

ドリーム・ガールズ

出演/ジェイミー・フォックス
   ビヨンセ・ノウルズ
   ジェニファー・ハドソン
   アニカ・ノニ・ローズ
   シャロン・リール
   キース・ロビンソン
   エディ・マーフィー
   ダニー・グローヴァー
   ヒントン・バトル
監督・脚本/ビル・コンドン
製作/ローレンス・マーク
製作総指揮/パトリシア・ウィッシャー
原作/トム・アイン
撮影/トビアス・シュリッスラー
音楽/ヘンリー・クリーガー
   トム・アイン
美術/ジョン・マイヒュー
編集/ヴァージニア・カッツ
2009年  アメリカ映画



クレジットではジェイミー・フォックスが一番となっとりますが、作品内容は『大成功したダイアナ・ロスの光と影』に焦点が当てられとるんで、まぁ自ずとビヨンセが中心となってストーリーは展開… する筈どした‼︎
俺にとっては嬉しい、ビヨンセにとっては忌々しい誤算はジェニファー・ハドソンの超ド迫力な歌唱力!
マイク・マイヤーズと共演した【オースティン・パワーズ】で手応えあったからか、既にソロ活動による音楽界で大成功していたビヨンセが映画界でも2匹目のドジョウを狙っ… たらドジョウどころかマムシが飛び出してきた!
😂
ビヨンセとジェニファー・ハドソンの一騎討ちはジェニファーの圧勝!
どうも世の中そう簡単には行かんねぇ★



そうした状況はビヨンセの音楽キャリアに暗い影をモノの見事にブチ落としやした!

アレサ・フランクリン級のソウル歌手としての未来(一部で確かに言われとりやした☆)をかなぐり捨てて、セールスに異常ともいえる拘りを持ったり、訳の分からんキャラ設定でアルバム発表したりと迷走しまくり‼︎

そういう意味では彼女のターニング・ポイントになった作品とも言えるのだすよ

φ( ̄ー ̄ )





ただ、映画としては飽くまでも主演はビヨンセとして進行していきまんにゃわ

♪( ´θ`)ノ

まぁ、それは良い

良い… んやが、やっぱジェニファー・ハドソンが画面に出て来て歌いだすとビヨンセの印象が霞んでいくのは否めん事実やねぇ!

それに共演したエディ・マーフィーとジェイミー・フォックスがプロ級なんで更にビヨンセの記憶が加速度的に薄れていきまんもす‼︎ (ジェイミーさんは【レイ】でも抜群の歌唱力を披露しとりまっせ★)

そんなこんな、ビヨンセにとっては黒歴史と言っても過言ではない作品を堪能あれ!



そもそも…
ホイットニー( ”ウィットニー” が正解なんでわ?)・ヒューストンやローリン・ヒル起用での映画化が頓挫した時点で、この作品は ”成功” したと謂えただしょう!
年月を経たからこそジェニファー・ハドソンというダイアモンドの原石を掘り当てられたんやから‼︎
駄菓子菓子…
オーディション番組を優勝してからの出演で満天下に実力を示したジェニハドに、それこそドラマのような悲劇が訪れ、でもそこからの復活というのを目の当たりにした俺は流石に…
😢
まぁ、とって付けて綺麗に終わらせた映画よりも現実ではエフィのモデルとなったフローレンス・バラードとディーナのモデルとなったダイアナ・ロスの成り行きを見りゃ唸らざるを得まへんがね!














Flash Gordon

フラッシュ・ゴードン
出演/サム・J・ジョーンズ
   メロディ・アンダーソン
   オルネラ・ムーティ
   マックス・フォン・シドー
   トポル
   ティモシー・ダルトン
監督/マイク・ホッジス
脚本/ロレンツォ・センブル Jr.
   マイケル・アリン
原作/アレックス・レイモンド
製作/ディノ・デ・ラウレンティス
製作総指揮/バーナード・ウィリアム
撮影/ギル・テイラー
音楽/クイーン
   ハワード・ブレイク
美術/ダニロ・ドナティ
編集/マルコム・クック
1980年  アメリカ映画




DCコミックスの元祖にして不朽の名作…なのか否かは知らんけど!
😂
まぁ原作は確実に後世へ絶大な影響を与えたであろう事は間違いない作品でんがな(ジョージ・ルーカスの【スターウォーズ】なんかが端的な例かな?)
若く逞しい男が邪(よこしま)な中年あるいは老人なオッサンをいてこますってな話は古今東西で暇が枚挙どすが、その典型的というかテンプレまるだしなストーリーが逆に清々しくて恥ずかしいけど判りやすい!

但し… や

【スター・ウォーズ】みたいにフォース=理力があるとかの設定なら、まだ多少の説得力を持たせる事に成功したかもやが、まぁ流石に1980年ともなれば『アメリカン・フットボールの花形選手が宇宙で大暴れ』ではアカンやろ‼︎

しかも、その主人公が敵兵をタックルで薙ぎ倒しとる時にチアガールやっとるヒロインが「Go go Flash ‼︎」とか応援したりなんかされた日にゃ☪️




但しagain

クイーンが音楽を担当したのと ”仕事を選ばない大ベテラン” マックス・フォン・シドーが出演したのが救いかな☆

まぁこの頃のクイーンは坂を転がりだした時期なんで何とも評価し辛い面はありますが…★

シドーさんはスタローンの【ジャッジ・ドレッド】やトム・クルーズの【マイノリティ・リポート】でも奇妙な本領を発揮しとるんで興味ある方はチェキラ!



それにしても…

なんで「こんな映画」を作ったのか !?
😂
こんな出来で売れると本気で考えてたとしたら、相当なイカレポンチやぞ✴️
あ…
プロデューサーのラウレンティスは当時の映画業界では名うてのイカレポンチやったからアレがコレか!

でも…

こういうのは大好物やから許してやる

🤩








てか…

前にどこかで書きやしたが☆

アップ

このエロパロディ版やが、俺この作品を映画館まで観に行っとるのよね!

正確には映画好きの叔母に連れられて☪️
日本の公開は1977年か1978年やったから10か11歳の時‼︎
観始めて30分ぐらい経った頃
どう見てもチ◯チ◯にしか見えない反ったロケットや、何かと露出が多すぎる女キャスト陣、その女キャラクターが近くに来ると股間のドリルが回転し始めるロボット★
(流石にマズい… )
と察した叔母が俺の手をとって席を立って出て行こうとしたら後の席の辺りから
「観えへんやないかい‼︎」
勢いある紳士の大声が☆
文字通り、逃げた叔母と俺
😅
この叔母は【ウィークエンド】という、エロなヴァイオレンス映画でも同じやらかしカマしとったんですが✴️

そんな思い出あり〜の
俺はてっきり80年作の【フラッシュ・ゴードン】のパロディとして製作されたとばっかり記憶してたんどすが、なんと調べてみたら此方の製作は1974年となってやしたわ‼︎
だから【フラッシュ・ゴードン】というよりも【スター・ウォーズ】の大ヒットによる影響で急遽日本公開… って、これエッチな映画やないかい‼︎
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ


















テロよりもミサイルよりも、多寡がハロウィン如きで浮かれ騒ぐ連中の方が理解できんわい

Σ(-᷅_-᷄๑)