一部でウケたのか否か, さっぱり不明な先月の思い出す映画音楽どしたが☆
まぁ正確に謂やぁ「思い出す」というよりも, 今でも現在進行形やから, ちょいとアレなんやがのぉ~
( ´∀`)σ)∀`)
ただ, 同じテイストでやっても面白くないから今日はシンセサイザー主体なやつを… ね
1977年【恐怖の報酬】
Tangeline Dream/Sorcerer ; soundtrack
ロイ・シャイダー主演でリメイクされた本作の音楽を担当したのはジャーマン・テクノのヘソ曲がり集団タンジェリン・ドリーム!
(#`皿´)
通底してるアナログ・シンセの低音部が割りと好きでね☆ 俺は勝手にスパイ・モードと名付けとるんやが, ドミナントと呼ばれるコードを9度や11度という奇数展開させる(5度やと駄目なんよ)と… でな
其処に『それらしい』間延びするようなフレーズを載せると "上下の対比" が産まれ, かつエコーやフランジャー等のエフェクターでピリリとスパイスを利かせりゃ一丁上がり!
てか俺の中でロイ・シャイダーと謂えば【ジョーズ】より本作なんよね… もっと謂やぁ【オール・ザット・ジャズ】どすが(あの, 全く似合っとらんのにボブ・フォッシーを気取っとるのが☆)
1978年【ミッドナイト・エクスプレス】
Giorgio Moroder / Midnight Express ; soundtrack
ドナ・サマーのプロデューサーとして名を馳せたイタリアンなオッチャン
(・∀・*)
この人は他にも【ネヴァー・エンディング・ストーリー】や【スカーフェイス】なんかの映画音楽も担当したんやが… なんちゅーか『いま一つ』感が否めんでな!
でも本編中には流れんかった この曲が当時の俺の琴線に触れやして✴️
まぁ何といってもキモ(そんな名前の格闘家が居ましたなぁ☆)はベースラインと1分50秒ぐらいから1分弱のストリングスが絡んでくる辺りやな
でも, DVDまで所持しておきながら言うのもなんやが, 肝心要のストーリーは『運び屋やって稼ごうとした小悪党』のクセに自己正当化し過ぎとらんか? な疑問やが, アラン・パーカーが監督で脚本がオリバー・ストーンという面白くなるなら事実ぐらいアレンジしてやるよな人間なんで…
1978年【ハロウィン】
John Carpenter / Halloween ; main theme
確かジョン・カーペンター自らテーマを作曲してた(違ってたら優しく指摘プリーズ☆)と…
(@_@)
少なからず【エクソシスト】の影響は感じるどころか『そやろが!』どすが, よりホラー向きな仕上がりとなった事で後の作品群への見本となりやしたね☆
てか監督自ら音楽を担当するのは今じゃ珍しくなく, ロバート・ロドリゲスなんかが思いっきりソレっすな
てか, シンセサイザーやコンピュータが普及した事で『1人で完成』というスタイルが浸透しやした(俺も, その1人どした)が, ダイナミズムを阻害し世界観を卑小化させたのも否めん事実
やっぱ他者との関わりは刺激的かつ, 自分でも判らんかった可能性を拡げやすわ
この曲自体がどうこうよりも子供達が歌っとる声が効果的 !? (なら何故に採り上げる? しかもupした動画には入っとらんし… )
1982年【ブレイドランナー】
Vangelis/Blade Runner ; soundtrack
ヴァンゲリスの音楽をまともに認識したのはテレビ番組【コスモス】が最初かな?
あの頃はそういうロマン探求型とも謂うべき学術番組が流行り出したんよね… 【ルーツ】でクンタ・キンテとか!
川口浩の探険隊は違うか☆
( -_・)
てかヴァンゲリスの作風って基本的には日本の喜太郎なんかと同じで『倒錯したり酩酊するのにピッタリ』フィットしたアレどして
これがハマれば良いんやが, ハズレりゃ退屈だという… ただ, やっぱ基本的には好きにはなりきれんけど経過点での音楽って事で!
深いエコーとかフランジャーなエフェクターが似合う音創りどすな
1991年【ターミネーター2】
Brad Fiedel / soundtrack
もう, この頃ぐらいやとシンセサイザーというよりもサンプリング(現実音を… 未だ解説が必要?)全開でんなぁ!
( ̄▽ ̄;)
ずっと強迫的に刻まれるリズムは俺が1985年ぐらいから演ってた個人的な作業やったアフリカ聖歌やバリ島のケチャを現代の音=バリバリな機械音で再構築する, ってなコンセプトに通じるアレですわ(んな事を言われても誰も知らんわい)
この曲は4つ割りビートでリズムを刻みながら, 随所でハネてアクセントを付けとります… が, なんかバスケのドリブルみたいに聴こえるのが☆
この頃からアメリカでバスケが人種の壁を越えて人気が爆発し始めてたから, ひょっとするとその影響?
てかブラッド・フィーデルさん
【ターミネーター】以外の作品はパッとせんかったけどホール&オーツのバンドでの活躍からの転身やったから結果オーライ?
前回の【ゴジラ】ブログでも書いた(2015年9月26日)んどすが, 音楽センスが悪くないっすな☆
前作やと【2001年宇宙の旅】で有名になったジョルジュ・リゲティ(またはリゲティ・ジョルジュ)のレクイエムという曲の使用で今作やとオリジナル曲のリイシュー(「そいや!」な掛け声は要らんというか, 聴いてて恥ずかしくなりやすが)とかさ!
PVではドビュッシーの月の光とかが非常に印象的に視覚効果へ付与されとる
ありきたりではあるけども, そういう選曲一つ一つに本気というか「少しでも良くしよう」ってな姿勢が伺えるよな
賛否はあっても『考証を無視した楽曲選択』でお馴染みなクエンティン・タランティーノを俺が好きな理由も剥同ってやつで☆
其処に在るのは
作品への愛や先達への尊敬
滑稽なまでのデフォルメの行きつく先は楽屋落ち程度な駄作の山
権威付けと言えば聞こえは悪いけど, そういう必要性を欠いた作品を量産しとるようでは日本映画界(そもそも音楽界)に未来はありゃしまへんどすえ☆
(´-ω-`)