社会科と国語と給食が好きな生徒であった。(テストは平均点以下だったけど)
給食と国語はともかく、社会科はロマンの学問だったと、今にして思えば思うのである。
新選組に男のダンディズムを、
堕ち行く平家にこの世のはかなさを感じた。
「年号が覚えられない」から歴史嫌いな方もいらっしゃるが、
年号は二の次(私の場合)。
加えて地理の時間はひときわ楽しい時間だった。
後に自転車で日本一周をやったのも、
授業の時に夢中で見ていた日本地図が原点だった。
学問もどれだけ胸がときめくかが大切だと思う。
算数や理科が苦手だったのは、それを感じなかったからである
(こういうのを言い訳と言います)。
ときめいたものは必ず、後々に自分を助けてくれる。
名のあるスポーツ選手や芸術家に成らぬとも、必ず自分を救ってくれる。
歴史が好きなのは、世の中を俯瞰して見ることができるから。
己の悩みも、過去に苦しみ乗り越えた事実を知り得ることができる。
すべては自分の思いから始まることをこれから証明していこう。
新入学・新社会人の皆さん。 おめでとう