今日家に帰ってポストを見ると嬉しい知らせが届いていた。

カンボジアへの支援機関から、僕が里親として寄付を続けている子供の生活が改善しているという知らせだった。

2001年に社会に出てから、独立してからも継続していることがある。

給与の一部を貧困国の子供たちの生活改善の為に寄付している。

2001年に入社した会社の方針でなんとなく始めた活動だったが、香港に来て実際にカンボジアへ行き、その現場を見てからは僕が生きているうちは一生続けようと思って継続している。大きな額を寄付できるほどお金持ちではないが、自分のできる範囲で継続していきたいと思っている。その活動が、少しでも役に立っていることを知ることができて、本当に嬉しい。ちょっと泣けるくらい幸せな気分になった。

 

僕が今ボランティアや寄付活動に対してこのような気持ちになったのは1人の怖いマレーシア人のお姉さんとの出逢いがある。その人も会社を辞めた今でも活動を続けている。教えられたのは、ボランティアに重要なのは”自発性”と”継続性”という言葉だった。耳にタコができるくらい聞かされた。それとともに色々な国の現場を教えてもらったし、実際に一緒に見にも行った。今の僕の思考に大きく影響をもらった。

怖いお姉さんだったけど本当に感謝している。

 

今回の知らせを受け、嬉しいと思うとともに自分の今までの人生に感謝の気持ちでいっぱいになった。

今までの僕の人生、今の僕の周りの人たちから本当に多くの物をもらっている。

今の自分の人生について本当に”感謝しかない”。

一緒に苦楽をともにしてくれるビジネスパートナー、僕が酔いつぶれても介抱してくれる友人、遅くに呼び出しても快く付き合ってくれる後輩、独立してからも変わらず付き合ってくれて時には叱ってくれる先輩。本当に多くのものを与えられてきたし、与えられている。

6月に43歳になり思うことは、これからは”与えられる人”から”与える人”へ変化していきたいということだ。僕の会社で働いてくれている社員さんやバイトの子達。彼らに少しでも多くのものを”与えられる人”でありたいと思う。

今回の嬉しい知らせをもらって改めてかくありたいと思った。

 

今はカンボジアへ行ける環境にないが、国境が開かれたら僕は僕らの会社でカンボジアに学校をつくる。その準備はできている。その日が少しでも早く訪れることを願っている。