営業 2件
暑い日だった。
午後早々に営業へ出る。
とある営業地域へ車を走らせる。
くるまでグルグル回る。
しかし、めぼしい訪問先が見つからない。
この地域に不慣れということもあるが、いまいち調子が上がらない。
調子の上がらない原因の一つは、昼食を食べてないからだ。
早く営業に出たくて、昼食を食べずに事務所を出てきたのだ。
昼食はしっかり食べるべきと痛感した。
次回はしっかり昼食を食べてから来よう。
今日来た地域は、この辺りでは外国人数が多い地区である。
出直そう。
空腹からか、ぼーっとしながら車を運転。
営業が空回りしたせいか、なんだか落ち込む。
しかし、簡単には落ち込んでいられない。
1日に1つは成果を上げるべきだからだ。
力を振り絞り、以前訪問したが留守であった英語教室へ訪問。
今回は人がいた。
直接仕事にはつながらなそうだが、名刺だけは置いてきた。
入管業務以外に、仕事につながることを願って。
時間は午後四時。
どうしてもおなかがすいて夕食まで我慢できない。
気になっていた中華料理屋で遅い昼食を食べた。
店内に入ると、忙しい時間帯を外れているためか、客は自分1人だった。
店内の1画では、店主とその奥さんと子供がまかない料理を食べていた。
「イラッシャイマセ~」
といって、奥さんが席を案内する。
ラーメン&麻婆丼のセットを注文。
待ち時間は、ドコモのタブレットをいじくりながら、水を飲んでいた。
ボーっとして、疲れを癒す。
おなかがぺこぺこだったから、出てきた料理をガツガツ食べた。
麻婆丼が少し辛かったため、汗だくになった。
途中から食べるスピードを上げた。
他の客が来る前に、ここの店主に営業するためだ。
お会計が終わるや否や、レジにいた奥さんに名刺を渡す。
話を聞くと、友達が赤ちゃんを産んだばかりだそうだ。
「資格の取得が必要ですね!」
奥さんは「そうそう」と言い、店主は「また連絡するかも」と言ってくれた。
うれしかった。
報酬はいくらくらいかを聞かれたので、「だいたい○○くらいです」と答えたが、
家に帰ってみるとその説明が間違っていることに気付いた。
夜の7時ころ再び店へ行き、報酬表を渡してきた。
「すみません奥さん
夕方お話しした料金、間違ったのを教えちゃいました・・・」
奥さんは、「わざわざありがと~」とにこやかに言ってくれた。
どうか仕事につながりますように!
おしまい。