レベル7 宮部みゆき



またしてもいつもの先輩が貸してくれた。

正直宮部作品はいまいち合わないなと思い始め、あまり期待はしてなかったのだが・・・

これまで読んだ宮部作品の中ではダントツで一番面白かった。



最初はタイトルの先入観からゲームかなんかのファンタジー的な作品かと思って読み進めていたが、バリバリのミステリーだった。



ちなみに今まで読んだ宮部作品は「火車」「魔術はささやく」「長い長い殺人」 で、殺人犯ありきの物語だった気がする。



その中で、この作品はまったくの別物といっていい組み立て方だった。



二つの基点から始まる2つの物語が、読み進めると1つの物語となって相交じって行く。好きな流れだ。

評価:★★★★★

レベル7(セブン) (新潮文庫)/宮部 みゆき


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ビタミンF 重松清

「F」で始まるFamily、Father、Friend、Fight、Fragile、Fortuneを個々の作品のキーワードとした短編7編らしい。

ゲンコツ・・・マンション住まいのリアルサラリーマン家庭のお話
はずれくじ・・・父子のお話
パンドラ・・・父娘のお話
セッちゃん・・・いじめにあう娘
なぎさホテルにて・・・最後の家族旅行
かさぶたまぶた・・・尊厳な父のお話
母帰る・・・熟年離婚

サラリーマン的には「ゲンコツ」良かったなぁ。

父と娘の話になると、我が身に置き換えて切なくなる・・・
まだ0歳だが、年頃になった娘とどう向き合っていくのだろう・・・

それにしても↓のレビュー書いてるひとの表現、好きだわ~
重松作品を「65点の1日」と表している。

ビタミンF (新潮文庫)/重松 清
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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言われている。
人は生まれながら貴賎上下の差別ない。
けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。
その違いは何だろう?それは甚だ明らかだ。
賢人と愚人との別はB型妻を持つと持たざるとに由ってできるものなのだ。
人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれど
ただB型妻に勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、B型妻に勤めざる者は貧人となり下人となるのだ。」

と、福澤諭吉は仰っている。