いつからだろう
 可愛想な自分に気づくのが上手になったのは
 いつからだろう
 傷ついたフリ見せるのが上手になったのは
 いつからだろう
 夜 上手にねむれなくなったのは
 いつからだろう
 色んなものポロポロ落としながら…でも
 「それでも前へ。」って決めたのは
 いつからだろう
 手に入れたものが多すぎて、あたり前に物事を、
 感じれなくなってしまったのは
 いつからだろう
 すべてがリアルじゃなくなったのは
 いつからだろう
 いつだって冷静でタフな、
 もう一人のボクをつくってしまったのは
 …あぁ…いつからだろう…
 胸の内側が膿んで…かゆくて…それをにぎりつぶすように
 「心を殺そう…」って決めたのは、
 涙とひきかえに…心とひきかえに…笑顔とひきかえに…

 おどろくほど赤く大きく実ったその実は
 哀しいけれど、種を含んでいませんでした。
 …けど、けれど 土に落ち、腐ったその実は、
 それからずっとたった「今」
 土を豊かにしました。
 顔も知らない花たちを、やさしく包んであげました。
 あの、痛みや哀しみは、いつか、やさしさやほほえみにかわり、
 ほんの少しずつだけ…ほんとうにほんの少しずつだけれど、
 みんなを幸せにしました。

 すべてを犠牲にしてでも「それでも」って、生きて来た事ってのは、
 無駄になんかならないんだよね?
 「誰かを想う気持ち」ってのは、
 「やさしさ」ってのっは、
 「ありがとう。」ってのは、
 おみあげをつれて、また自分にかえってきてくれるんだよね?
 だって、みんなの幸せが、ボクに笑顔をつれてきてくれたんだ。
 「ありがとう。」 「うれしい。」 「ほんとうに、ありがとう。」
 「…これからも一緒に。」
 「ずっと…ず~っと…一緒に…。」