反対を押し切ってまで、専門学校に入学して1年。そして半年。その半年は不登校。
親元を離れているから、親友以外誰も知らない。
行かないと卒業できない。行きたくない。でも、行かないと…。
卒業して無事に就職しないといけない。
高いお金を払ってもらったんだから。
自分で決めた道、この道を行くって決めたから。
そう思って頑張ってた。
でも、オリジナルのアイディアとか出せなくて、友達もできない。グループ活動ではいないも同然。
入学してすぐの伝言ゲームでは自分のコンプレックス…に近いものが原因でしっかりと伝わらなくて、どこまでが正確に伝わっていたのか、聞かれて。
原因は私だと、その場にいた全員に知られた。もともと軽いトラウマなのに、なおさら人と話すのが怖くなった。
その後の授業では話しかけても困った顔されるだけ。スタッフのLINEグループは入ってない。
ずっと独り。誰と話すわけでもない。
頼れるような友達もいない。
入学してすぐにあった人生で初めて行くルスツはパークの方に行かず、ひとりで本を読んだ。少し、寂しかった。
ある日の授業では目の前で、「1人で周らないといけないかと思った」なんて言われて、なんか苛立った。
その時から少しずつ溜まってたのだと思う。
少しずつ休みがちになって。
夏休み開けすぐは2週間ぐらい不登校。
回復して行き始めたけど休みがち。
こんなんで大丈夫なのか?って思いがあった。
でも、自分で決めた。
お金も払ってもらった。
だから、やめる訳には行かないんだって。
もうひと踏ん張りだからって。
自分に言い聞かせて頑張った。
1年の終わりの方にバイトを始めた。
観光客メインの飲食店。
仕事はホールがメイン。
最初は慣れなくて大変だったけど、途中からは楽しくなった。特に2年になって学校が始まってから、高校時代の後輩が研修でこちらに来た時に、判明したのが部活メンバーでやめていないのは私だけ。
後輩から、先輩だけって言われてなおさら頑張らないとって。後輩が応援してくれてる、先輩らしくいなければ。
全てがプレッシャー。
ある日。本当に辛くて親友の家に行った。
金曜の夜から行って土日で遊んで月曜の朝に帰るって。
遊ぶのが楽しくて、帰りたくなかった。
帰ったら現実に戻る気がして。
そんなの当たり前なんだけど。
日曜の夜。
全てを投げ出したくなった。
無性に外に出たくて。
もう日付も変わる1時間前なのに。
親友は仕事続きで疲れてて、ベットで横になってたから軽く報告して1人で散歩に行こうと思った。
でも、親友は一緒に来てくれた。
あとから聞いた話。
あの時の私は本当に、消えてしまいそうだと思った。このまま見送ったらそのまま帰ってこないって心の底から思ったと言われた。
自分でも、おそらくそうだったと感じてる。
散歩先は池のある公園で。
最初はベンチに座ってただ、空を眺めてた。
でも
なんか違くて
池の方に歩いてって。
池に近いフェンスの所でたそがれた。
その間、池にいる魚が跳ねたりしてたから見えないけど、池を覗き込んだ。
どのくらいの深さなんだろうって思った。
沈んでしまえるのかな。
それは流石にないかなんて。
このまま消えてしまえば楽なのだろうか、
母に、会えるだろうか。
死んでしまえばこの辛い思いをしなくていいのだろうか。
全てから開放されるのだろうか。
自殺…その言葉がずっと脳裏にいた。
あのとき、本当に独りか。
海
川
そのどちらかが近場にあったなら。
本当に死を選んでいた。
そう思う。
それぐらいに病んでいた。
家族になんて相談できなくて。
母はいないし、姉だって子どもがいて、そのお世話に追われて、家のことして…って大変なのわかってるから。
そんな中で相談なんて、できない。
その一心で頑張ってた。
だけど限界がきてた。
あの時。
親友がいなかったら。
毎日のように電話をしていなかったら。
彼女の家にも行かなかったし、もっと早くにその道を選んでいたかもしれない。
誰にも言えずに。
死を選んでた…そう思う。
独りでも大丈夫だって。
学校は勉強する為だから。
友達と仲良くするためじゃないからって、
小学校でも、中学校でも途中から独りみたいなもんだったし中学1年の頃は虐められて、うつ病とか書いた付箋を背中に貼られたりとか「死にたい」が口癖だったり。
その経験があるから、まだ自分は大丈夫。
やっていける。
あと1年ぐらいやっていける。
大事なことは無事に卒業して、ちゃんと就職することが大切なんだって。
そう、思ってた。
でも
もう限界。
何がしたいって目標がある訳じゃない。
でも、今のままでいるわけに行かない。
ならどうしたいの?
働きたい。
言うだけなら簡単だよね。
でもね。
本当にそう思ってるし、そう言える。
働きたいって。
少しずつになるけど、お金も返していきたい。
といってもすぐに…とは言えないのが実情なんだけど。どうしても安定するまでは、父の助けが必要です。
その分も少しずつになるけど、絶対に返すって決めてます。
就職はこのまま今の場所で、職種が多いところで探そうと…というか探しています。
こんなことになってしまってごめんなさい。
親不孝者でごめんなさい。
先輩らしくいられなくてごめんなさい。
最後まで、頑張ることができなくてごめんなさい。
期待を裏切ってしまってごめんなさい。
だけど、
今、辞めないと
また死を選んでしまいそうで。
あの時の自分は本当に何もかもがどうでもよかった。死んだら楽になる、死ねば開放される。
この息苦しさから、プレッシャーから開放されるって。
そして、母に会えるかもって思う自分がいた。
無性に母に会いたかった。
なんでいないの?どうして?話を聞いて欲しかった。辛いんだって、すべてを吐き出したかった。
楽に、なりたかった。
でも、母は何を言っても戻ってくるわけじゃない。頑張るしかないんだって。
だから
もう一度、チャンスをください。
今の現状から、
もう一度やり直したい。
あの時、学校を辞めることになってしまったけど今となってはそれでよかったんだ…って思えるような。
自殺が思い浮かぶ人生じゃなくて。
辛いこともあるけど、今が幸せですって言えるような人生にしたい。
お願いします。
学校を辞めること認めてください。