私たちが“確かにこの学校に通う児童の保護者である”ということを証明する『保護者証』は、身元の保証人を「学校」あるいは「学校長」とした上で学校が保護者に対して直接配布する形にして頂きたいです。

 

 今の『保護者証』はPTAから配布されていますが、私たちは“PTA会員だから”学校に来るわけでも学校に来て良いわけでもないはずです。学校とPTAは別団体ですから、PTAが会員証を作るのは自由ですが、PTAの会員証=学校の保護者証(実質上の入校許可証)となるのは極めておかしな話です。

 

 また、個人情報保護法の改定により、PTAは今や独自に会員情報を集めなければ児童数はともかく家庭数まで分からないと思うのですが、家庭数も分からないような団体がどうしてまともな『保護者証』など作れるでしょうか?4月にPTAがやったことは、「誰でも自由に好きな名前を書き込める形のコピー可能な紙を大量にばら撒く」ということです。不審者の校内侵入を阻むべき『保護者証』がこんないい加減な配布で良いのでしょうか?余った分をどこかに置き忘れる、道に落とす、外から見える形でゴミに出し誰かが取り出す…こういった危険を学校としてはどう考えるのでしょうか?所詮、任意団体が配っている何の威厳もない紙っぺらなので記入しない余った分などゴミ同然です。(本来、余るのもおかしいです。)

 

 以上の2つの理由(①PTAに入校許可証を作る権利はない、②PTAの会員証は好きに名前が書ける形のコピー可能な大量配布であり何ら身元が保証されない)により、学校の『保護者証』は、身元の保証人を「学校」あるいは「学校長」とした上で学校の印鑑など押して保護者の数だけに正確に配るべきだと考えます。