2024年12月28日。

僕が本当の意味で変わることが出来た日。
フットサル人生に終止符を打とうとしていた自分を、試合に負けて涙を流すことがダサいと思っていた自分を、別人のように変えてくれた日。

あれほどまでに悔しくて、後悔した日はないし、自分の実力不足を感じた経験はなかった。
自分に関わってくれたすべての人の想いを乗せて戦ったが、完膚なきまでの敗北。
”明治学院大学” 
これほどまでに強いのか。これほどまでに自分との差があるのかと痛感した試合だった。
今でも失点シーンが蘇ってくる。5失点。今までの人生でも数えきれない失点をしてきたが、この試合の失点が一番自分にとって重くのしかかった。

「この悔しさを絶対に1年間忘れることなく、またこの舞台に戻ってくる。」
そう決意してから、1年が経とうとしている。
あの日から、僕の携帯のロック画面は”明治学院戦のスコア”。絶対にこの悔しさを忘れずに、日々取り組むために。


社会人チームにも所属し、週8のフットサルに取り組み、”とにかく本気で”フットサルに打ち込んできた。社会人チームの練習時間の兼ね合いで、睡眠時間が4時間を切った状態でも部活の朝練に行った。すべては”あの舞台に戻って、チーム全員で最高の景色を見る”ために。


そして今年も多くの方の支えのおかげで、ようやく全国の舞台に戻ってくることが出来た。
そして運命かのように、”明治学院大学”も関東予選を首位で通過して、地域大学フットサルチャンピオンズリーグに出場してくる。

僕たちはこの日のために、仲間としのぎを削り歩んできた。

相手がどこであろうと、必ず勝利を掴み取り、今度こそ獲ろう、日本一。

あの日流した”悔し涙”を、今度は”歓喜の涙”に変え、全員で笑って終わろう。

2025年12月28日。1年越しの”夢”を叶えに来た。
全国に”近畿大学体育会フットサル部”の名を轟かせよう。



近畿大学体育会フットサル部 22
住友蓮