インターネットバンキングというものは、

支払いのために実店舗を持つ銀行の口座から、

相手先口座に振り込むため必要に迫られて使っていました。

 

その必要がなくなってからは、

小口のお金の出し入れは銀行やコンビニのATMという生活です。

 

また、現金主義というのか、どうも紙幣やコインに触れないと、

お金を使った気がしません。

そんなわけで、クレジットカードというものを持っておりません。

 

私のような人間はお国の発展のためにならないと、

お上は考えているのでしょうか、

消費税増税がいいチャンスとばかり

キャッシュレス化の旗を振っています。

 

ネット通販でも、航空券の予約&決済でも

これまでコンビニ払いを通してきましたが、

支払の容易さではクレジットカードにはかないません。

 

 

楽天銀行カード

 楽天銀行カード

 

そこでものは試しと、ネット専業バンクである楽天銀行に

口座を開設し、デビットカードを作っててみました。

デビットカードにしたのは、

残高を超えて使う心配がなく、すべて1回払い。

現金に近い感覚で使えそうだと思ったからです。

 

楽天に特別な思い入れがあるわけではなく、

単にネットで買い物をするというのと、

格安SIMを楽天モバイルにしたからというだけです。

 

口座開設といえば、今までは実店舗のある銀行に出向き、

窓口の女性に「口座を作りたい」といえば、

運転免許証、印鑑、お金など必要なものを教えてくれ、

書類の書き方がわからなければすぐに尋ねられます。

 

店舗のないネット銀行ではそうはいきません。

 

まず基本的な住所の入力。

HPに丁寧に説明があるのですが、

余計な説明があり、意味が取りづらいところがありました。

実店舗なら窓口ですぐ確認できるところです。

それでも何とか必要事項を記入して送信。

 

ですが1週間ほどしたら住所の記載方法が違っている。

今回の申し込みは破棄するから、新たに申込みをしてください。

という内容のメールが届きます。

 

メンドウだなあ。とめげそうになりましたが再チャレンジで何とかクリア。

次の関門は個人認証。

 

個人認証の方法は三つありました。

アプリをダウンロードして免許証を撮影する方法と、

口座開設手続き書類を宅配便で受け取り、

宅配便のドライバーさんに認証してもらう方法、

他にすべて郵送がありました。


 

 楽天銀行本人認証3っつの方法

 

めんどうくさがりの古い人間にはドライバーさん認証が向いています。

宅配便の届く時間には自宅にいるようにし、

書類を届けてくれたドライバーさんに免許証を見せました。

彼はそれをスマホで撮影し、どこかへ送信していました。

 

10日ほどでカードが届いたところで初期設定。

つっかえながらも何とかクリア。

早速入金してみようと方法をHPで見ましたが、

引出の事は事細かく書いてあるのに、

入金についてはよくわかりません。

 

コンビニのATMで出金ができるのだから、

入金もできるのだろうと思いやってみて、

当たり前ですが簡単にできました。

当然通帳はなく、伝票が1枚。

どうも頼りない感じは否めません。

 

銀行のサイトにログインし残高を確認すると

ちゃんと入金分が反映されています。

友人に立て替えた飲み会の会費を振り込んでもらったり、

デビットカードの買い物が口座に記録されています。

 

立派な店舗はない、印鑑がない、通帳がない

というネット銀行ですが、

やっと実店舗のある銀行と同じように使えることを実感した次第です。