ようやく、冬物をしまうことにしました。
暑くなると食べたくなるのが冷たい麺類です。
ソバやうどん、夏になれば、
ソーメンや冷や麦などが恋しくなります。
この時お世話になるのが即席のめんつゆです。
即席のめんつゆが今ほど普及していなかった頃は、
自宅で、つゆを作っていました。
うまくいけばおいしいものができましたが、
そこは素人、出来にむらがあったり、
つゆが足りなくなったりで、
おいしくソーメンをすするのもなかなか大変でした。
今はスーパーに行けば、どれにしようか迷うほど
多くの種類のめんつゆが並んでいます。
大きくはそのまま使うストレートタイプと、
何倍かの水で薄める濃縮タイプがあります。
細かくは、ソーメン専用だとか、
そば用だとか、関西うどん風だとかいろいろあります。
濃縮タイプの容器には「3倍濃縮」「2倍濃縮」のような表記があり、
めんつけつゆ つゆ:水 1:2
めんかけつゆ つゆ:水 1:5
などと、使用目的によってつゆと水の割合が書かれています。
最近はこの書き方に慣れていいましたので
書かれた通りにつゆと水を用意すれば足りていました。
また食用ではありませんが、除草剤などは100倍希釈などと書いてあり、
あまり深く考えず100倍の水で割るんだなくらいにしか思っていませんでした。
最近、旅行のお土産に「葡萄のお酢」というものを買ってきました。
これがめんつゆのように、お酢と水の割合の表記ではなく、
「5倍希釈してお飲みください」とありました。
そこではたと悩みました。
5倍希釈とはお酢と水の割合は1:5でいいのか。
2倍希釈だと お酢:水は1:1のような気がするし
この割合でゆけば3倍希釈は1:2、4倍希釈は1:3
5倍希釈は1:4になります。
1倍希釈という言葉は聞いたことがありません。
単に倍に薄めるといえば、1:1で薄めるように思われ
ということは、2倍希釈は1:1で、5倍希釈は1:4ということになります。
つまりn倍希釈というのは、
液体1に対し水(n-1)という割合で薄めることのようです。
調べてみるとやはり(n-1)が正解で、
私のように1:5だと勘違いしている人もいるようでした。
所詮飲み物なので、1:4でも1:5でも
味がそれほど変わるわけではありません。
どちらでもおいしいのですが、1:5ですと、
酸味はほとんど変わらないようですが、
甘味が少し薄く感じられ、1:4のほうが、
酸味と甘みのバランスが取れているように感じられました。
なるほど1:4の5倍希釈のほうがおすすめの味のようです。