出張で出かけ、マンションに住んでみて、

短い日程の旅と違って気づかされたのが、「ごみ」のことです。

列車や車で住まいと離れたところに出かけても、

駅や高速道路のサービスエリア、宿泊するホテルなどでもごみは出します。

でもそれは、包装や弁当箱、ペットボトル、アルミ缶容器などを捨てる程度で、

どこでも同じようにごみ箱に入れてしまいます。

 

「燃えるごみ」という名は、可燃性の汚れた紙、生ごみ、木くずなど

を呼ぶのに、頭の中にしっかりインプットされていました。

これが引っ越しをしたり、出張など、ほかの土地で少し長く生活すると、

今まで呼んでいたごみの名前が全くローカルなものだったと気づかされます。

東京都内や周辺の市町村でもかなりバリエーションがあるようで。

「家庭ごみ」

「一般ごみ」

「可燃ごみ」

「燃やせるごみ」

「燃やすごみ」

「燃えるごみ」

「普通ごみ」

などの呼び名があるようです。

「燃やすごみ」という表現はうちの区(市)ではこう処理しますよ

のような決意表明のように感じられてわかりやすいように思いますし、

「家庭ごみ」は事業所から出るごみではなく、

一般家庭から出る生ごみですよ、のようなニュアンスなのでしょうか。

 

「普通ごみ」「一般ごみ」も特別な難しい処理をしなくても、

焚火の火などでも燃やして灰にできる紙や、野菜くずを連想させます。

 

ごみの呼び名のほか、ごみ収集のため特定のところに、

一時集めておく場所もいろいろな名称があるようです。

 

ごみステーション、ごみ集積ボックス、ごみ収集場所、

ごみ収集場所などいろいろあります。

 

その中で、少し気になったのはお母さんが、お子さんに

「ごみ袋をごみ捨て場に捨ててきて」と言っているのを聞いた時でした。

 

というのは、私の住まいの地区の収集場所が、

現在のところに決まるまでにあれこれありまして、

やっと収集場所として決まった経緯があったからでした。

承諾いただいている方のお宅の裏が、

玄関からも駐車場からも少し離れているのが、

OKいただいた理由だと思います。

収集後は当番が片付けてきれいにしていても、

収集予定でないごみをそれこそ捨ててゆく人がいます。

 

その場所に、好意でごみを一時的に置かしてもらっている、

そういう意識がないのは残念なことです。

 

ごみがあるからそこがごみ捨て場というわけではありません。

こんなことが気になるのは、ごみ奉行的なジイさんになったからでしょうか。