20歳を過ぎてより一層、彼氏がいないことに焦りを感じていた。
自分は人を好きになれない人間なのか、そればっかり考えた時期もあった。

大学3年生の秋、ゼミにはいって、今までで一番仲良くなれそうだと思える子に出会った。
何回か遊びにいった。

そのあと別のコミュニティで今の彼氏に出会った。
出会って3週間で付き合うことになった。

彼氏ができて、クリスマスを一緒に過ごして、誕生日はお祝いをして、旅行も何回かいった。

初めての彼氏に浮かれていたのと就活が重なったので、完全に彼氏に依存するようになった。就活だって友達に相談することはまったくなかった。

そうこうしているうちにもう大学も終わった。
仲良くなれそうだと思った子とも、結局あんまり話さなくなったまま終わってしまった。

もう少しで、それぞれ違う道に進んでいく、もうあまり会えなくなることを考え、過去を振り返るとき、もっとうまく両立できなかったのか。

たしかに彼氏にはたくさん支えられた、でももう少し早く両立できるようになりたかった。
彼氏を100にするんじゃなくて、せめて65ぐらいに抑えておけば、もっと仲良くなれたのに。
そう考えると少し後悔が残る。