「この原稿、落語家風にして!」
「喜んでお手伝いしますとも!」
どうも。こんちは。
「GP亭 ちゃちゃっと」 と申します。
いやね、あっしァ元来、行列ってえのが苦手でして。
並ぶくらいなら食わねえ、ってぇぐらいに筋金入りのせっかち者なんで。
そんなあっしが、いつものチーズメンチ弁当を買いに、例のお弁当屋へ行ってみると……
どうしたわけだか、人の列ができてるんでさぁ。
「おかしいな、今日はまだ早いはずだが……」
と思いつつ、時間潰しにぐるりと一ブロック回って、また戻ってきたところ――
なんと、列がさっきより伸びてやがる!
「こりゃダメだ、さらばチーズメンチ弁当」と、諦めてね、
渋々ほかを当たることにしやした。
博多天神1号店、ここも並んでる。
で、あっちへ行っても混んでる、こっちへ行っても満席、どこもかしこも混んでますな。
ニュー新橋ビルなんざ一周したって、心に響くもんがない。
「困ったな」と思って、トボトボ歩いて西口通り。
するとどうでぇ。
「ん? こっちの博多天神、空いてんじゃねぇか!」
てんで、スッと入店。
「ラーメン、硬ぇのでお願いしやす!」
さあ来ました。
丼を前に、まずはチャーシュー――これがまた、“冷え冷え”“カチカチ”。
ちっともありがたくない温度なんだが、まぁいつものこった。
とりあえず底に沈めときやして、
いざ、麺を啜る。
この一杯目はね、手を加えずにそのまま。
素のままの勝負。いわば、ラーメンとの真剣勝負ってやつだ。
ズズッ……んん~、出た出た、博多天神のお馴染みの味。
クセはねぇが、ジャンキーさがクセになるって寸法でさ。
妙にぬるめなのも、これはこれで計算ずくなんだろう。
ズバズバ啜れて、悪くねぇ。
硬めの麺と、コリコリのキクラゲ。
歯ざわりが気持ちいいやね。
ズズ、ズズズッと啜って六口くらい、これで一麺目クリアでい。
さぁ、次の勝負だ。
厨房のおっちゃんの手元を見て、
「替え玉、硬めで!」
タイミングは命だよ。
すかさず準備。
辛子高菜を――どさっ! 山盛りだ。
レンゲにタレをちょいと注ぎ、胡椒をパラリ。
今日は人にも会わねぇ、ってんでニンニクも投入。
これで準備万端。……ってとこで、替え玉がやってきた。
おお、いい塩梅だ。
ここからが本番、ダークサイド天神の開幕でぇ。
ズズッ! ピリリと効いた辛子高菜がたまんねぇ。
底に沈んでたチャーシューを引き上げて、パクリ。
麺をズズッ。
海苔でくるんで、パクリ。
辛子高菜の辛味とスープの旨味が絡んで、ズズズズッ……くぅ~、こりゃたまらん!
で、ごちそうさまでした。
満腹満足、腹も気分も大団円。
……って、あれ?
……ゴマ、入れんの忘れたじゃねぇか……!
〈今日のお店〉
店名:博多天神 新橋2号店
住所:東京都 港区 新橋 3-21-10





