こんばんは。
木なり設計、女性建築士の間取りの話。
久々復活です。
過去の間取りの話一覧はコチラへ。
すごく久しぶりの間取りの話なので、
まずは基本から~
…と、その前に、
再開第一弾のテーマです。
道路によって変わる間取りの実際編。
以前のブログで、接道によって間取りが変わる話はしましたが
それの詳しい話とその間取りです。
検索で、「南道路・間取り」で見に来てくださる方が多いようなので、
少しでもお役に立てたら建築士として幸いです。
ではでは、南道路30坪の土地に、
いかにして「よくある間取り」が出来るのか。
まずは基本。
10m×10mで100平米の土地があるとします。
上を北にして書きます。
青い線の間隔は91cm
畳1帖は、この四角いマスが二つ。
一坪は、四角いマスが四つ。
これが基本の大きさです。
一般的な住宅の廊下は、柱の芯から芯までが91cm。
畳の短手の寸法です。
今回は南道路。
10mが横幅で、お隣さんとの間は民法で定められている50cm空けるとします。
(地域によっては1mとかありますが、今回はそれは特に決まってないとしますね)
そうすると、10m-0.6×2=8.8mが建てられる最大の幅です。
これを91cmで割って、キリの良い寸法。
それを基準に出してから間取りを考えます。
今回は4.5間。(1間は1.82m・0.5間が91cmです)
次に駐車場。
縦入れが希望だとすると、こんな感じで仮定。
そうすると、建物のおおよその外形が決まります。
これに、ベーシックな要望を入れてみます。
LDは南向き。続き間の和室が良くて、2階3部屋。
すると、こうなっちゃうんですねぇ。
LDKの南に面している壁は、通常2間(3.64m)は確保します。
そうでないと、細長い部屋になります。
対して、和室は6帖なので、1.5間(2.73m)南に面していればいいかなと。
奥行きがLDKに比べて浅いので、間口が狭くても違和感ないと思います。
これを詳しく書くと、こんな感じ。
ココでポイントなのが階段の位置です。
家の真ん中に持ってこないと、2階の3部屋が南向きの部屋になりません。
たとえば、1階の要望で、LDKの隣(キッチンから行き来出来る)洗面室。
だったとすると、階段の位置が玄関前になります。
階段がこの場所にくると、2階の一部屋が北東側へ。
玄関上を吹き抜けにするとか、そういうことも出来る間取りになりますが
一般的な住宅の間取り(分譲住宅など)は、やっぱり南向きの部屋がいいですよね。
こんな感じでよくある間取りは完成ですが、
間取りの打ち合わせが出来る場合は、基本より要望です!
和室を北にしても良いし、2階リビングにしても良いし。
自分のしたい生活に合わせて間取りを考える。
それが一番大切です。
そしてその要望を聞きながら間取りを考える楽しさといったら~
さてさて、次回は同じ南道路で、ちょっとフリーに
楽しい間取りを考えてみたいと思います。
やっぱりキッチンは対面だよね~とか
食品庫欲しい~などなど…要望求む!笑
自分だったらこんな間取り!な要望があったらコメントお願いします
次回は…お盆休み前に、間取りブログ!
と、自分に誓って。
お楽しみに~
いつも見に来てくれてありがとうございます
明日も良い日になりますように
木なり設計、女性建築士の間取りの話。
久々復活です。
過去の間取りの話一覧はコチラへ。
すごく久しぶりの間取りの話なので、
まずは基本から~
…と、その前に、
再開第一弾のテーマです。
道路によって変わる間取りの実際編。
以前のブログで、接道によって間取りが変わる話はしましたが
それの詳しい話とその間取りです。
検索で、「南道路・間取り」で見に来てくださる方が多いようなので、
少しでもお役に立てたら建築士として幸いです。
ではでは、南道路30坪の土地に、
いかにして「よくある間取り」が出来るのか。
まずは基本。
10m×10mで100平米の土地があるとします。
上を北にして書きます。
青い線の間隔は91cm
畳1帖は、この四角いマスが二つ。
一坪は、四角いマスが四つ。
これが基本の大きさです。
一般的な住宅の廊下は、柱の芯から芯までが91cm。
畳の短手の寸法です。
今回は南道路。
10mが横幅で、お隣さんとの間は民法で定められている50cm空けるとします。
(地域によっては1mとかありますが、今回はそれは特に決まってないとしますね)
そうすると、10m-0.6×2=8.8mが建てられる最大の幅です。
これを91cmで割って、キリの良い寸法。
それを基準に出してから間取りを考えます。
今回は4.5間。(1間は1.82m・0.5間が91cmです)
次に駐車場。
縦入れが希望だとすると、こんな感じで仮定。
そうすると、建物のおおよその外形が決まります。
これに、ベーシックな要望を入れてみます。
LDは南向き。続き間の和室が良くて、2階3部屋。
すると、こうなっちゃうんですねぇ。
LDKの南に面している壁は、通常2間(3.64m)は確保します。
そうでないと、細長い部屋になります。
対して、和室は6帖なので、1.5間(2.73m)南に面していればいいかなと。
奥行きがLDKに比べて浅いので、間口が狭くても違和感ないと思います。
これを詳しく書くと、こんな感じ。
ココでポイントなのが階段の位置です。
家の真ん中に持ってこないと、2階の3部屋が南向きの部屋になりません。
たとえば、1階の要望で、LDKの隣(キッチンから行き来出来る)洗面室。
だったとすると、階段の位置が玄関前になります。
階段がこの場所にくると、2階の一部屋が北東側へ。
玄関上を吹き抜けにするとか、そういうことも出来る間取りになりますが
一般的な住宅の間取り(分譲住宅など)は、やっぱり南向きの部屋がいいですよね。
こんな感じでよくある間取りは完成ですが、
間取りの打ち合わせが出来る場合は、基本より要望です!
和室を北にしても良いし、2階リビングにしても良いし。
自分のしたい生活に合わせて間取りを考える。
それが一番大切です。
そしてその要望を聞きながら間取りを考える楽しさといったら~
さてさて、次回は同じ南道路で、ちょっとフリーに
楽しい間取りを考えてみたいと思います。
やっぱりキッチンは対面だよね~とか
食品庫欲しい~などなど…要望求む!笑
自分だったらこんな間取り!な要望があったらコメントお願いします
次回は…お盆休み前に、間取りブログ!
と、自分に誓って。
お楽しみに~
いつも見に来てくれてありがとうございます
明日も良い日になりますように