- キスブルー/木下 けい子
- ¥630
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【抜粋】
友坂が親友の野田に恋していると気づいたのは、ほんのちょっとしたことがきっかけだった。いつから好きになっていたのかはわからない。好きな人がいて、だけど、気持ちを告げることはできない。……親友だから。友情と恋愛。境界線ぎりぎりのラブストーリー。
【収録作品】
*キスブルー
*あとがき
【総合評価】
★★★★★
【絵】
向かって左が野田、右が友坂
CP(野田×友坂)
綺麗な絵、ではありませんが、シンプルであまり癖のない絵で好きです。あと木下先生は「表情」を書くのがとても上手いなあと思いました。だらだらセリフを書かなくても、表情で気持ちを伝えることができる方です。友坂のせつな顔が本当に好き。
【ストーリー】
高校生(中学生?)の時から友達同士の友坂と野田。大学生ということで、少年の青々とした恋愛ではありませんが、さわやかで切ない話です。木下先生もおっしゃっていますが、友達同士でお互いを苗字で呼ぶのに何だか萌えますよ(・∀・)
気の置けない仲のいい友達……確かに初めはそうとしか思っていなかったのに、友坂はいつからか野田を意識しはじめ、「友達」という関係に息苦しさを覚え始めます。恋愛経験豊富でよく気のつきそうな野田ですが、意外と鈍く、友坂の想いにまったくはじめは気がつきません。
それでも隠し切れなくなった友坂の友達以上の感情に気づいた野田は、「お前が望むなら平気だしやれるよ俺は」といって……ええ、抱いちゃいます。一度だけ。しかし恋愛感情で抱かれたわけじゃないとわかっている友坂はいたたまれなくて、「友達でいたい」と言って自分の気持ちを抑える。うーん、切ないですね(^_^;)
友情と恋愛の境界線が難しい、本当にそんな関係です。友坂は野田に恋愛感情を抱いてますが、野田は友坂を大切に思ってますがあくまでも「友情」です。ああ、切ない切ない。
ですが、野田も最後のほうでは友坂を意識しはじめ、自分の「友情」がこれまでの「友情」と違うんじゃないか?みたいなぐらいまではいきつきます。でも鈍い彼はそれが恋愛感情なのかどうかまではわからないようです(^_^;)
エロくはないですが、友情と恋愛の間で揺れる登場人物たちの心情がかなり見所です。
気になるところで終わったので早く続き読みたいですね。
(いつか続巻も出るみたいですよーv)
【キャラクター】
受の友坂は野田が言うとおりほんと「いいやつ」です。なれなれしく人を詮索しないし、大学生で大人なんだけど純なところもありますよね。バイト先の店長(ゲイ)とのやり取りが大好きですvこれからの店長の出方が気になるところ…!
野田は何でも器用にこなしそうで、大らかで、誰とでもうまーく付き合っていけそうな奴ですね。眼鏡が素敵です。いつもはどちらかというと飄々としている彼が、先生との過去話の時はすごく弱っていましたが、あの時の野田は友坂にとても救われたんじゃないかなあと思います。

