2ヶ月ぶりのフジである。夏はほとんどフェスに出なかったし、出たフェスもライジング…薄給関東民には敷居が高い。
まず見たのはスカパラ。6月の赤レンガ以来だが、やはりいつ見てもかっこいい。かっこいいが服着て歩いて歌って演奏しているような兄さん方である。途中、クリープハイプの尾崎さんが出てきてコラボしていた。私事だが、たまたまこの前日に女子高生バンドを見る機会があり、その中でクリープハイプもコピーしていた。昨今のバンド事情に疎い私でも男性ボーカルのバンドということくらいはわかっていたので、彼女たちがやるのに低すぎたりはしないのかと不思議だったが、ここで謎は解けた。尾崎さんはとても声が高いのだ。最近は声の高い男性ボーカルが多いとは聞いていたがここまでとは。
かわいいmiwaちゃんやエビ中のサイリウムなどを見たあとはフジ。
セトリは
1.虹
2.Sugar!!
3.GreenBird
4.バタアシPertyNight
5.夜明けのBEAT
6.LIFE
ドラムはあらきさんだった。
フジを見るのが久々だったので、1曲目の虹からテンションが上がりきってしまった。総くんがなんども「幕張ーー!!」と叫んでいた。キュレーターのクリープハイプにお礼を述べたあと、「尾崎くんは前に弾き語りで一緒になったことがあって、楽屋でたくさん話しましたけど…彼不思議な人ですね、何考えてるかわからないっていうか」総くんも十分不思議な人だよ、と思いつつ聞く。「彼は僕のひとつかふたつか…いくつか下なんですけど」このふんわりした曖昧なMC、まさにフジである。
GBは、前に見たときよりピアノのバッキングが目立っていた。バタアシでは恒例の光ショルキーでダイちゃんが会場を沸かせる。なぜか次の夜明けのイントロも光るショルキーで弾いていた。LIFEでは少し歌詞を間違えていた。最後は4人で前に出てきて手をつないでお辞儀。早くワンマンに行きたい。
さて、実は私が生まれて初めて生で見たロックバンドはフジではない。その昔、エレ片ライブにお笑い目当てで行ったことがあるのだが、その日は特別にロックとお笑いが融合したライブだったのだ。そこで見た曽我部さん、オーケン、そして銀杏BOYZが私が初めて見たバンドである。この日は、そのときぶりの銀杏BOYZだった。
bowlineは若手も多く、盛り上げ中心のフェスだったが、その中で銀杏はある意味異様だった。峯田さんがアコギ1本で自分の罪を恐れる歌、「生きる」を歌い上げるのは、ダンスロックとかモッシュとかそういうものとは一線を画した迫力があった。途中からバンドが参入し、熱量はますます上がった。「テレビで流れる音楽に飽き足らなくてここまで来たんでしょう?」「音楽がタダで手に入る時代に、お金払ってわざわざ幕張まで来てる君たちに」みたいなことを何度か言っていた。「新訳銀河鉄道の夜」は、震災の年に東北ツアーの移動日にボランティアでめちゃくちゃになった一軒家の壁をどかしたら、銀河鉄道の夜の本が出てきたことに峯田さんが衝撃を受けて作った曲だという。なんというか、とにかく圧巻だった。本当のことを歌い届けようという、峯田さんの気概を感じた。ものすごく重かった。腹に強烈なパンチを食らったような、そんなライブだった。