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良い映画をまたひとつ見つけました。

ふだん、西部劇というジャンルはあまり見ないのですが
クリスチャン・ベールとラッセル・クロウのダブル主演ということもあり
「3時10分、決断のとき」はとても気になる映画でした。

そして、運よく試写会に当選したので見て来ました!

荒野に君臨する強盗団のボス、ベン・ウェイド。
そしてベン・ウェイドを刑務所へユマ行きの列車へ乗せるために
護送することになった牧場主ダン・エヴァンスの物語です。

悪名高きベン・ウェイド役のラッセル・クロウはこの映画で
今までにない新しい顔を見せてくれます。
荒くれ者たちをまとめ上げるカリスマを漂わせ、先を読み取る頭の切れ。
冷酷さを持っているのに、絵をたしなむ心も持ち合わせている。
そして一度しか読んでいないという聖書を引用をするほどの
頭の良さを見せつつも、その裏にある陰を見せる彼の過去・・・
ラッセルの表情がせつなくて、ドキッとさせる。
ふとしたときに見せる表情がなんともかっこいい・・・

そして、今回よき家庭人ダン・エヴァンスを演じたクリスチャン・ベイル。
線の細いクリスチャンが、なんだかさらにげっそりしたような・・・?と
思ったのもそのはず、よき夫、よき父でありたいのに負傷した身体を抱え
日々の生活に追われ、何もかもがままならない。
妻や息子たちの無言の冷めた視線にさらされる毎日、
そんな生活の疲れが隠せないダンの表情がせつない。

望むにしろ望まざるにしろ
交わることのなかった人生が交差する・・・
二人がユマ行きの列車を目指すまでの道中、思惑がからみあい
様々な出来事が起こりながらも、二人の距離を少しずつ近づけていく。

だからといってダラダラした関係はまったくなく、
むしろ常に緊張感があり、根底には気を許さない厳しさ。
二人の背景はまったく交差するところがない。
だからこその二人の近づいていく様がクライマックスへとまっしぐらで
目が離せない・・・・・
クライマックスには十人十色、色んな見方があると思います。
でも、あれはあれでわたしはアリだと思います。

厳しいさと優しさ、両方があり
だからこそ見終わった後に心にじわんとしみてくる。。。

今回はリメイク作品とはいえ、
西部劇の一つとして素晴らしい映画だと思います♪
オススメ作品です!

オリジナルの1957年公開の西部劇『決断の3時10分』も見てみたくなりました。
でも古い映画なので近くのレンタルショップには置いてないのが残念・・・