相変わらずなっちゃんは、学校の話をしない。そんなある日担任から電話が来た☎️
はぁ?なっちゃんは、知的では無い。
教室に蝶々が入ってきたんです。なっちゃんは、蝶々に、「こんな所に来ては行けないよ…早くお逃げなさい」と言ったと。
先生、なっちゃんは、アスペだと伝えてるよね。確かに、メルヘンチックで、12歳と考えれば、不思議な話をする子ですよ。
だから何?どうしろと言うの?その場の雰囲気を変えるのは、そこに居ない私に言われても、申し訳無いけど先生、上手い事言ってその場の雰囲気を変えてよ
いや、変えて欲しかった。この先生、出来の良い子ばかりが好きなんですねー…
問題のある子や、面倒な子は、先生の指導から置いてくのねー
すげー嫌な気持ちになった。色々不思議な事を言ったり鈍臭いなっちゃんは、厄介物扱いだった。
10月くらいかなぁ、なんの用事か忘れたが、電話が来た。間違い無く、なっちゃんの事で、電話がきたんだけど、「なっちゃんは、普通教室じゃ無理なんじゃないですか?」と私が先生に聞いた。先生は、今更遅いし、準備もあるし、無理です。と
私は、どんな段階で手順を踏むのかもわからない。支援に行ってる子供は、学校からの相談で、動きだすではないか?誰も、支援に初めから入れたい訳じゃない。どこに相談するのかもわからず、先生に聞いたのではないか?それで終わり?担任の先生に心のシャッターは、落ちた
もう、こいつには、何も聞かない、相談しない。二度と担任に、シャッターは開かない。
中学校入学の書類には、初めから、アスペルガーと書いた。小学校の話しは、あっと言う間に終わらせた。あたしは、中学生のなっちゃんの事を書く事でもう一回振り返ってみたいのだ。ほんと辛かった三年間を