ああ播磨灘開発話 | 魔界の夕焼けは飛んでいる蚊をパーン!した色Ⅱ

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大分ご無沙汰だけど、だらっとブログでも書いてみるw

ああ播磨灘の演出画面の作画担当は...さだやす先生!

ではなくて、さだやす先生のところでアシスタントをしていた人物が

作画スタッフとして参加していたのですw

手前味噌かも?ですがメガドラの色数と発色で当時これだけの

クオリティの演出画面が作れたのは凄いと思います!

 

ちなみにこのモブシーンには、さだやす先生が描かれています。

皆さん気づいてましたか?これは作画を担当した彼の独断です。

ボクも後で気づきましたw

原作者のさだやす先生に「ゲームの事はよく分からないから

好きに作ってもらってかまわない」と言って頂けたので最終日の

播磨灘の仮面は「おーい!はに丸」...じゃなくてw

ボクの大好きな特撮時代劇「大魔神」にしました。

さだやす先生の元アシであるスタッフが演出作画担当した事で

ゲームオリジナルキャラの鬼神灘も原作に登場している

キャラレベルに仕上がったのが嬉しかったですね

ゲーム本編では容量の問題とストーリーが長くなるので

鬼神竜の傷害事件の詳細や顔の傷についての話は

省いたのですが開発裏話として公開してみようかなと思います。

まず鬼神の傷害事件の詳細ですが飲み屋で泥酔した

サラリーマンが相撲と相撲取りの悪口を大声で怒鳴っていたのが

事件の発端です。最初は相手にしていなかった鬼神竜ですが

相撲取りが店内にいる事を知った泥酔リーマンが鬼神竜に

絡んで来て挙句の果てにビール瓶で鬼神竜を殴った事で

激怒した鬼神竜が泥酔リーマンをぶちのめして病院送りにした

ってのが事件の全容です。

この時に泥酔リーマンにビール瓶で殴られて出来たのが鬼神竜の

顔の傷です。事件はその後示談が成立したのですが、いくら先に

手を出されたとは言え一般人を病院送りにした件で協会は

鬼神竜を謹慎処分にしました。

ここまで読んで往年の小説ファンの方ならピンと来たかも?ですが

元ネタは筒井康隆先生の短編小説「走る取的」ですw

 

続いて場所中に鬼神が播磨灘に負けて思いついた事はいったい

何だったのか?今のままでは圧倒的な強さの播磨灘に勝てないと

感じた鬼神竜は伝統と格式にとらわれた、まっとうな方法では

勝てないと思い自分も播磨灘のように全てをぶち壊す覚悟が

必要だと考えました。​​​​​​​

が、それを実行すれば大恩ある親方に迷惑をかけてしまう。

そこで迷惑をかけてもよい相手は誰か?播磨灘の暴挙に対して

何も出来ない雷光親方になら迷惑をかけても構わない!

むしろ播磨灘という傍若無人な怪物を育てた責任を雷光親方に

取って貰おう!

もう一匹の怪物に自分がなる事で!と何とも自分勝手な事を

思いついたんですねえwなので最終日に自分も仮面をつけて

さらに歌舞伎の隈取までして土俵に上がるという、まさに傾いた

行動を取ったわけです。

まあこれがゲームオリジナル力士鬼神竜の設定の全てなんですが、

どうもボクが作るキャラクターはよく言えば自分の正義とか美学に

純粋に行動する、悪く言えば超自分勝手という変態ですよねえw

今思えば鬼神竜というキャラは播磨灘の強さに対して

憧れと~嫉妬と~心強さと~♪ って篠原涼子か?w

憧れ、嫉妬、憎悪、それらの感情が入り混じって混沌として最終的に

播磨灘になりたいという一種BL的な発想になったら面白いなあ!

と当時のボクは考えいたみたいです。だって相撲界最大の

タブーですからねえw やっぱボクの発想ってド変態のようですw

 

ちなみに、ニコ動やYoutubeで播磨灘の声は大塚明夫サンが

担当しているっというカキコを見ましたが、あの声の主はボクです

当時の予算では声優さんに依頼なんて出来ませんものw

播磨灘、巨漢力士、行司、ぜーんぶボクの声です!

という訳で播磨体操第一は全部ボクの声ですw

このゲームが発売された当時は今みたいに動画がUPされて大勢の

方々が観るなんて思いもしなかったですから、まあいいかあと

思ったんですけど20数年経てネットでボクの声が晒し物になるとは

思いもしませんでした.....

ちなみに播磨体操第一の誕生秘話はサウンド担当者が悪ふざけで

「きんちゃんの声でラップ作ってみたけど何かに使える?」

でそれを聞いたプログラマーが

「いいじゃないですか!これハードモードのEDにしましょう!」

とボクを無視して勝手に話が進んじゃった訳です。

まあ20数年の歳月を経て当時これ案を許したボクに対して

言いたい事はただひとつ!

ぼけぇー!

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