辰年も過ぎて巳年に。今年は年女だ、私。

ヘビってドラゴンに比べると、ちょっと地味。


次男の友達に「子竜(しりゅう)」って子がいる。

小学校の頃は、ほんっとにハチャメチャで、

腹の立つこともあったけど、おもしろくて大好きな子だ。


おやつに出したスルメがおいしかったから、

「持って帰っていいはてなマーク」って言うので持ち帰り用袋をあげたら、

うちのスルメ、8割かた持ってっちゃったっけ。


次男と一緒にラグビーをしてた頃、

しょっちゅうサボっては、ユニフォーム一式を

うちに置きっぱなしにしてたときは、さすがに悲しくなった。


うちの障子でストラックアウトをして、障子の格子という格子に

穴を空けられたときは、さすがに私もキレた。


でも、ダイナミックで型にはまらない子って感じで、

ケンカも強いし、友達の人気は抜群だった。


それが中学に入ったら、すごく気遣いのある如才ない人になったのだひらめき電球


PTA作品展示ボランティアに行ったとき、

だーれも来なくて、超ヒマにしていたら、

授業と授業の間の10分休みに、子竜が私を見つけて、

「こんにちはビックリマーク」って入ってきた。


「誰も来ないんだよね~汗」って言ったら、

「あ、オレが来ましたチョキ」だって。


かわいいね。


それで、展示してある作品を見て、「すごいですねーひらめき電球」とか

話しかけてくれちゃったりして…

昔のわがままいっぱいな姿からは、とても想像できない心遣い…目


やんちゃな子供の竜が、しなやかな竜に成長してきてるような…

名前は今でも「子竜」だけどねニコニコ

きのう、長男の学校のPTA主催で、講演会が行われた。

講師にお招きしたのは、地元の国立大の教授で、

あちこちでひっぱりだこの先生なので、

50人ほどの会場でお話し頂くのが、もったいないくらいだった。


お話し頂いたテーマは、「問題行動解決へのアプローチ」ひらめき電球

先生がおっしゃるには、この「問題行動」に対するアプローチは、

障がい児にも健常児にも、大人にも子供にも当てはまる考え方だそうで、

とてもわかりやすく、なるほどーひらめき電球と思うお話だった。


まず、「問題行動」があれば、それに対する周りの反応というものも必ずある。

例えば、お絵かきの時間になると必ず大声をあげて騒ぐ幼児がいるとして、

「静かにしなさい」という声かけを普通はするだろうが、

それで直らないなら、その声かけは「効果的な方法ではない」というわけだ。


ここでまず考えるのが、問題行動の逆である「望ましい姿」だ。

この場合は、「おとなしく、絵を描く」という状態だが、

これが達成されるのは相当難しく、高い目標ということになる。

そこで、その中間の、「よくも悪くもない状態」というのを考えるのだそうだ。

それは、「絵は描かないが、おとなしく座っている」状態とか、

「絵を描きつつ、小さな声でブツブツ言う」状態だ。


とりあえずは、この「中間の状態」というのを目指すことが、

本人にとっても周りにとっても、取り組みやすい目標で、

これを意識していることが、対処する側の気持ちをとても楽にさせ、

問題行動へのアプローチを楽にしてくれることがわかった。


そして、もし望ましい状態があったときには、「褒め」、

中間の状態が達成されていれば、褒めないまでも、

「ちゃんと座っているね。」などの言葉で「認める」。

逆に、「してほしくない」ことに対しては、「ルールを繰り返し伝え」、

「許しがたい」行動に対しては、好きな活動を制限するなどの「教育的な罰を与える」。


この4つの対処法を使い分けつつ、

問題行動を、別の行動と交換させるように持って行く。


おもしろかったのは、先生に暴言を吐く幼稚園児に対して、

「ルールを繰り返し伝える」という手法を取った例だ。


「今はおかたづけの時間だよ。」という先生に対して、

「うるせーばかやろうドンッ


すると先生はもう一度

「今はおかたづけの時間だよ。」

「ばか あっちいけドクロ


「今はおかたづけの時間だよ。」

「うるせーあっちいけDASH!


「今はおかたづけの時間だよ。」


先生が4度目に同じセリフを言ったときには、

この幼児は怪訝な顔をして先生を見て、片付け始めたそうなのだ。

「壊れちゃったと思ったんですねべーっだ!」って教授はおっしゃった。

ちなみに、この手法はブロークンレコードテクニックと言うそうだ。


「問題行動」の根底は、大体が「要求がある」、「逃避」、「注目してほしい」

「自己防衛」、「手持ち無沙汰」のどれかであることが多いそうだ。

暴言を吐く幼児の本心が「注目してほしい」であったなら、

先生が事務的に同じことしか言ってくれなければ、

彼はその「問題行動」で自分の欲求が満たされることがないので、

自然とそれをしなくなっていくのだという。


問題行動は「自己表現」なので、完全になくなるということはないと

教授はおっしゃった。

そして、問題行動に対するときの心の持ちようは、

「期待しない」、「見捨てない」、「いつかよくなると信じる」なのだという教授のお言葉が、

とても印象に残った。

抽象的な話というか、感覚の話、なのだが、

人と会話しているとき、会話のトーンに色があるように感じる。

明るい感じはオレンジ、ロマンチックな感じはピンク系とか…


でも、オレンジの下に、黄緑とかの寒色系を感じることもある。

それは話し手本人も意識しているときと、無意識なときがあると思うけれど、

本当は悲しかったり寂しかったり、実は深刻に悩んでいたり…

だけれど、表面には明るい色をかけて話している。


話すということは、溢れてくる思いがあるからだろう。

それを直接、黒や赤で表現してしまう人もいるけれど、

たしなみのある人なら、やはり人当りのいい色を自然と纏わせる気がする。


それでも、纏った色はヴェールのように、下にある色が透けて見えることが多い。

そんなときは、下にある色に似合う色で会話を返したほうが、

話し手の気持ちを、より良く受け止めることができる気がする。

もしオレンジの下に赤紫が見えたら、黄色よりは藤色の相槌が似合う。


もし自分なら、そういうふうに応えてもらったら、

ちょっと驚いて、照れて、でもやっぱりうれしい虹


きのうは次男の定期検診の日だった。

次男が採血している間、外の待合いで、隣の人達の会話が聞こえた。


一人は赤ちゃんを抱いた女性で、もう一人は連れらしい同年代の女性。

赤ちゃんを抱いた女性のコンピューター占い結果みたいな紙を、

連れのほうの女性がたどたどしく読み上げている。


「あなたは心の中に不満を抱えながら、何の努力もせず、ただ日々を過ごしています。」


そういう人が、ほとんどだと思うけど…汗


「あなたは贅沢なものや、人の注目を集めることに関心が行きがちです。」


そういう人も世の中多いと思うけど…汗


誰にでも当てはまりそうなことばっかりなんだけど、

赤ちゃんを抱いたオシャレな女性は、真剣にうなずいている。


連れの女性は化粧っ気もない。これは新興宗教系の人にありがちなスタイル…

ヤバくないかはてなマーク


連れ:「あなたは仕事面で、プライベートを尊重しないことがあります。」


赤ちゃん:「この意味がよくわからなかったんだけど。尊重って何?」


連れ:「うーん、大事にするってことかな。だから大事にしてない状態なんだよね、きっと。」


何言っちゃってんの~ショック!

よくわからん表現だけど、そのヘンなコンピューターは、

プライベートを犠牲にしてまで、彼女が仕事しがちだって言ってるか、

仕事相手のプライベートに踏みこみがちだって言ってるかの、どっちかだと思うよビックリマーク


連れ:「あなたは恋人にも友達にも誠実ですが、あなたが原因で関係を悪化させることがあります。」


そりゃあ、そういうことも普通にあるだろう…汗


赤ちゃん:「愛情面が良くないってこと?自分が良くないのかな?それとも相手?」



もうさー、そんなもの気にしなくていいからビックリマーク



あやうく、まったく見知らぬ人に、そう言ってしまいそうになった叫び


最近よく目や耳にする「女子力」という言葉が嫌いだ。

「女子力」って言葉には奥ゆかしさが感じられない。

だから「女子力」って平気で口にする女には、なにか浅ましさを感じてしまう。


たとえば男という性が青、女が赤だとしたら、

男らしい人は緑の人、女らしいひとはオレンジの人だと思う。

そして、男を男らしく、女を女らしくしているのは、黄色=人間的魅力である

というイメージを、私自身は持っている。


黄色の中身は優しさ・強さ・誠実さ・潔さ・奥ゆかしさ・大らかさ…などなど色々ある。

こういった人間的魅力を青である男が纏うと緑になり、

赤である女が纏うとオレンジになるように、

同じ魅力が、もともとの性差と掛け合わされることで、

それぞれの性の持つ魅力のように見えるのだと思う。


身だしなみの整った人は男女とも清々しく、異性に対しても魅力を放つ。

だから外見を小奇麗にすることは大事なわけだが、

これが、「外見を手入れすることが魅力を増すことだ」と履き違えられることが、

現実にはとても多い。


オレンジの人が魅力的だからと、赤にオレンジを混ぜたとしても、

どこかドギツイ朱色になる。

私には、この「朱色」が、とても煩い色に見えるのだ。

「女子力女子力メラメラ」って口にする女は、私にとっては、まさに「朱色」なのである。




恋とか愛とか人間とか こんなオレンジが好き合格


恋とか愛とか人間とか いや、君の鼻の色は好きだよビックリマーク