メディカルケアTEAMより
3人に1人が高齢者となった日本では、『認知症』が大きな問題となっています。
認知症の大きな割り合いを占めるアルツハイマー型をはじめ、脳血管型やレビー小体型など、いくつかのタイプに分かれ、症状や治療法も様々です。
訪問リハビリという在宅サービスを通し、認知症患者やそのご家族の関わりなどを見ていると、ある傾向がみえてきます。
一番多いのが、もう歳だからと過保護になってしまう事。
身の回りの事、家庭内の家事などを全て家族がやってしまう。
危ないから…。歳で大変だろうから…。
気持ちはわかりますが、家にいて何の役割りもなく生活する事は、脳の活性化を妨げる事になります。
また、親の面倒は全て自分達でみると言う家庭もあります。
デイサービスやリハビリなど、介護サービスを利用せず、外の人と接する事のない閉鎖的な生活になり、これもやはり脳の活性化を妨げます。
『脳トレ』などと言うものが注目を集めていますが、これは「思い出す」「注意する」などの内容であり、脳の活性化を目的としたものです。
家事をする。人と話す。などの行為は、記憶力や注意力を必要とし、脳の活性化に繋がります。
こんなデータがあります。
軽度認知障害MCI
60歳以上の認知症検査を受けた方の20%がこれにあたる。
その内の12%が、1年以内に認知症に移行すると言われています。
MCIの様な状態の方や、そのリスクが高まる年齢の方々やご家族は、上記の事に気を付けて生活していく事が大事です。
もちろん、認知症の診断を受けた方も、安全に考慮し、可能な限り積極的な生活を送るようにしましょう。
認知症は、自発性の低下といい、食べる、話す、歩くなど、人として必要な活動を自発的に行う事が出来なくなるものもあります。とても悲しい事ですね。
ただ、生命を維持している状態ではなく、喜怒哀楽を持ち続け、人らしく質の高い生活を送れるよう、日頃から気を付けたいですね!
ご家族も、家庭内で抱え込まず、専門家に相談するのも大切な事です。