お昼の弁当を買いに行こうとしていたところ、1本の電話が架かって来ました。
ウチで管理している某アパートの1階の住人の方からです。
「2階の部屋が火事です」
こりゃあ、大変だ!
消防車を呼ばなきゃならんな。
でも待てよ、状況を聞こう。
どんな様子ですか?火か煙が見えますか?
「火も煙も見えませんが、警報機がなっています」と
「火事です、火事
です、火事
です・・・」
そうです、煙感知器が作動しているんです。
2階の住人の方は留守のようです。
もしや、煙草の不始末や天ぷらなべに火をつけたまま外出したとか、電気がどこかでショートしたとか色々考えられます。
アパートはウチから車で3~4分なので、まずはこの目で確認してそれから119番しようと思いました。
火か煙が確実に見えているなら即電話しますが、状況を把握してカラと思い、現場へ急行したんです。
ほどなく到着しましたが、確かに火も煙も見えません。
1階の住人の方に聞いたら、警報機ももう鳴りやんでいるとのこと。
2階へ行ったが住人の方はやはり留守のようです。
でも、室内でなにかがくすぶっているかもしれません。
アパートの合鍵を持って行ったので、緊急の場合は断りなく室内へ入れます。
しかーし、玄関の横の格子付の窓がカギが開いていました。
ノックをし、開けますよと言いつつそーぅぉっと開けてみると・・・
うっすらと室内に煙のようなものが見えます。
新鮮な空気が急に入ると煙から火がつくと聞いていますのでのぞき見をすると・・・
室内に缶のようなものが見えます。
そうです。バルサン(殺虫剤)です。
最近のモノは煙が少ないタイプなので、分かりにくいが間違いないです。
ほどなく住人の方とも連絡が取れて、バルサンを焚いて来たとのこと。
しかも、説明書にあるように煙感知機にちゃんとカバーをかぶせてあるとのことです。
誤作動を防ぐためですね。しかし、感度がよいのか感知しちゃいましたね。
でもホッとしました。なんだ、バルサンだったのかと1階の住人の方とも笑って話ができましたからね。
何事もなく、無事に帰ってきました。
皆さん、バルサンを焚く時は、注意書きをよく読み煙感知機にカバーをし、さらに玄関ドアにバルサン中と張り紙をしてもらうと助かります。
ホッとしたと同時に猛烈に腹が減っていることに気が付き、セブンイレブンでまた100円おにぎりを買いこんじゃいましたよ。