先日、某金融機関にお金をおろしに行ったのですが。
ATMコーナーの操作している人の後ろの床に二つ折りになった一万円札が落ちているではあーりませんか。
ほんの一瞬、そうですね。0.1秒ぐらいもらっちゃえと私の心のなかの悪魔が囁きましたが、カメラに写っているので後で逮捕されるかもとか、誰かが困っているかもとか、私も困っているとか走馬灯のように頭をよぎりました。
が、0.2秒後には右手に取って一万円拾いましたと大きな声を出して上に揚げていました。
自分でもよくわかりませんが、そうしちゃったんです。
すると、両替をしていた女性が「わ、私ではありません」と首を振りました。
次に反対側に居た男性が「ぼ、ぼくかもしれません」といってあわて始めました。いくらいくら持ってきて、いくら入金する予定だったので一万円足りなかったら僕だと思いますと。
一応、店に届けて店長さん達が対応してくれ、住所名前電話番号を言って時間がなかったので、帰って来ました。
後日お店側はカメラで確認したようで、その方に間違いないようなので渡してよいかという連絡があったので、どうぞと言っておきました。
すると、その男性が当店を訪れお礼にと、きれいな花の鉢植えをくださいました。
なんでも、某お花屋さんに勤めている方で粋な計らいでしたね。
こちらはお礼もいらないよと言ってあったんですが、どうしてもお礼がしたいと来ていただき恐縮しましたよ。
コチラ
残念ながら何と言うお花か聞きそびれ、私も詳しくないのでわかりませんが、大事に育てさせて頂きます。
菓子折を頂くことは商売上よくあるのですが、お花を頂くことはあまりないので、ものすごく新鮮でなんだか暖かい気持ちになりました。
お名前も聞くのも忘れて大変失礼しました。あの時の方ありがとうございましたちょっといい話でした