第一印象で好意の返報性を活用する
悪いイメージを第一印象で与えてしまうと、それをくつがえすのは大変です。心理実験で、1人の人物に2通りのパターンで雑談をしてもらいました。1つは「あたたかくて、好感がもてる振る舞い」、もう1つは「つめたくて、横暴で口やかましい振る舞い」を演じてもらいました。
すると、後者の彼を見た被験者は「容姿やクセ、言葉の訛りが腹立たしく、好きになれない」と回答しました。
容姿やクセ、それに言葉の訛りはどちらのパターンでも変わらないものです。それなのに、いったん嫌われると、その人のもつすべてが気に入らないものと受け取られてしまうのがわかると思います。最初の印象が後の印象を強く規定してしまうこの現象を初頭効果といいます。
そうしてできあがった印象のもとでは、どんな言動でも悪くとられてしまうので、そう簡単にくつがえせません。初対面の人と会うときは細心の注意を払うべきだという教訓でもあります。
マイナス面を最初にオープンにする勇気も
もう1つ押さえておきたいのは、自分にとって都合の悪い情報は最初にオープンにしておく、ということです。これは接種理論と呼ばれるもので、インフルエンザにかからないように、前もって病原体を体内に取り入れておく予防接種と同じ考え方です。
遠距離恋愛はやっぱり難しい?
運よく付き合うことができて、いよいよ婚約に漕ぎつけても安心してはいけません。なぜなら、心理学にはボッサードの法則というものがあるからです。それはお互いの住んでいる場所が離れていれば離れているほど、結婚する可能性が薄れるというものです。
何度もひどい男に惹かれるのは?
お金をせびったり、暴力をふるったり、男性の中には女性に対して困った振る舞いをする人もいます。そして女性の中には、かつてそうした人と付き合ってひどい目に遭わされたのに、再び同じようなタイプの男性を選んでしまうという人がいます。それはなぜでしょうか。
1つは慣れです。かつて付き合った人と行動パターンの似た男性は、関係の導入部では親しみやすく、つい話をするようになって、そのうちに同じパターンを繰り返してしまうのです。
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