まだ終わっていなかった決算質疑の内容です。

 

 

 

 

 

●生活保護費は約130億円(一般会計の10分の1を占める)

↓できる限り生活保護から生活再建を促していくことが必要。

 

●最近生活保護世帯数は横ばい・微増

●枚方市のケースワーカーは17人不足

●国が目安としているケースワーカー1人につき担当世帯は80世帯。枚方は105世帯と担当が多い。

●配置人数の充足率が76.8%に対して、全国平均は90.4%

 

つまりケースワーカーが足りていない状態です。

 

人員を充実して、

生活再建・就労支援を実施していくべき。

 

 

という内容です。

 


 

 

【質問】

決算概要説明書127ページの生活保護費についてお伺いします。平成28年度の生活保護の扶助費は、13,414,434,988円となっております。生活保護の受給世帯は、リーマンショック以降に急激に増加していたと聞いておりましたが、最近の生活保護世帯数の推移についてお伺いします。

 

【答弁】

生活保護の受給世帯の推移については、リーマンショックの頃から平成22年頃までは急激に増加しておりましたが、その後は少しずつ伸び率が減少し、最近は落ち着いてきており平成27年4月と平成28年4月は5,613世帯、平成29年4月で5,718世帯と横ばいから微増の状況です。

 

 

【質問】

生活保護の受給世帯の状況は横ばいから微増とのことですが、生活保護の受給世帯を担当するケースワーカーの配置人数についての推移はどうなっており、その配置状況は充足しているのかお尋ねします。

 

【答弁】

ケースワーカーの配置人数の推移については、平成27年4月は54人、平成28年4月は51人、平成29年4月は54人となっております。また、充足の状況については、国が定めている標準数はケースワーカー1人あたり80世帯となっておりますが、当市のケースワーカーが担当している世帯数は平均105世帯であり、国の定めている標準数を満たすためには、平成29年4月1日現在で、17人のケースワーカーが不足している状況です。

 

 

【質問】

ケースワーカーの人数が不足しているという状況ですが、全国的にはどのような状況かお尋ねします。

 

【答弁】厚生労働省が平成28年度に実施した調査によりますと、枚方市の配置人数の充足率が76.8%に対して、全国平均は90.4%となっております。

 

【質問】ケースワーカーの充足率は全国平均に比べると低い状況であるとのことですが、ケースワーカーの必要な支援や指導をすることで適正な生活保護の実施に繋がると思われますが、必要な人員配置等についてはどのようにお考えですか。

 

【答弁】ケースワーカーの不足については、引き続き適切な人員配置に努め、研修等の実施によりケースワーカーの人材育成に努めてまいりたいと考えております。

 

【意見要望】

枚方市も含め都市部では保護率が上がり足りなくなっている状況が多いようですが、適正に配置し、生活再建、就労支援を充実していっていただければと要望いたします。

 

 

 

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枚方市議会議員
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