一般質問の内容です。
4つ目です。
教師の多忙化の状況はどうか？
特に中学校の教師の多忙化解消のためには、
部活動のあり方を考えていくべきではないか。
という話です。
全国的に教職員の長時間勤務が問題となっております。
■枚方市の場合、
●小学校
・60時間以上の残業の方が40％
・80時間以上の残業の方が12.5％
●中学校
・60時間以上の残業の方が57％
・80時間以上の残業の方が37.5％
となっております。
詳細は以下の通りです。
枚方市教育委員会から頂きました。
【質問】
教職員の長時間勤務については、平成28年度に実施された教員勤務実態調査の速報値の公表や本年8月29日に中央教育審議会特別部会からも緊急提言が出されるなど、報道でも数多く取り上げられています。
枚方市では、本年６月に出退勤システムを改修し、教職員の勤務状況をより正確に把握できるようになったと聞いています。そこで、このシステムを活用して把握された枚方市立小中学校の教職員の時間外勤務の状況についてお伺いします。
【答弁】
教師の多忙化と部活動のあり方についてお答えします。
本市の教諭の時間外勤務時間の平均は、9月の1ヶ月間で見てみますと、小学校で約44時間、中学校で約69時間となっています。また、時間外勤務が60時間以上の教諭の全体に占める割合は小学校で約40%、中学校で約57%です。80時間以上では、小学校で約12.5%,中学校で約37.5%となっています。
【質問】
出退勤システムを活用して把握した勤務状況によると、時間外勤務が中学校で約37.5%が80時間以上ということですが、教育委員会として、教員の長時間勤務や多忙感を解消するために、どのように取組まれているのか、お伺いします。
【答弁】
教育委員会としましては、各校長に自校の教職員勤務状況に関する資料を提示し、状況を共有するとともに、勤務状況の把握が業務改善の第一歩であることを説明しています。加えて、教頭対象に業務改善研修を実施し、各校において、会議の効率化、書類や教材の整理等、実態に即して、業務改善の取組を進めているところです。また、教職員の長時間勤務の一因とも言われている教育委員会等からの調査事務について、学校教育部内全体で見直しに取り組んでいるところ
です。
今年度の新たな事業として、文部科学省より「学校現場における業務改善加速事業」を受託し、楠葉中学校区をモデル地域とし、業務改善研修の実施、先進地域視察、業務改善アシスタントの配置、ノー会議デーの設定、ペーパーレス会議の導入、部活動の休養日を設けるなど、教職員の長時間勤務の解消を図るため実践と研究を進めております。
【質問】
小学校に比べて中学校の勤務時間が長くなっている原因として部活があげられます。平日の放課後や土日の部活動は生徒にも教員にも大きな負担がかかっています。部活動は自主的な活動であり、国が休養日の設定について議論をしていますが、枚方市は休養日の設定についてどのようにしていくのか、お尋ねします。
【答弁】
４月の校長会で、適切な練習時間や休養日の設定を指示しています。また、今後、文部科学省が平成29年度末に策定を予定している「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を踏まえ、休養日の設定を含めた市独自のガイドラインを作成し、各学校に対して、本市における部活動のあり方を示していく予定です。
【質問】
（部活動の指導が、職員室での業務ができないなどの多忙化の一因となっています。）
枚方市立中学校部活動指導協力者派遣事業では、あくまでも協力者であって、外部指導員が単独での指導や引率などができないと聞いていますが、単独での指導や引率ができる部活動指導員を導入すれば、生徒の部活動時間を確保しつつ、教員の業務改善につながると思いますが、枚方市は導入を検討しているのか、お尋ねします。
【答弁】
文部科学省のガイドラインでは、「部活動指導員の活用に関する留意事項」についても検討されており、この動向も注視しつつ、本市としましても今後、部活動指導員の導入に向けて検討してまいります。
【意見要望】
業務効率を上げることや部活動のあり方を整理して、多忙化を解消して、その分生徒と向き合う時間を増やしていただきたいと思います。また、部活の休養日を設定していくということですので、休養日の日にはもちろん希望した生徒のみにはなると思いますが、地域と連携して地域活動をする日にして、自分のまちを知る機会にしていただいて、シビックプライドの醸成にもつながるような仕組みを作っていっていただきたいと要望いたします。
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枚方市議会議員
木村亮太（きむらりょうた）公式サイト
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未来に責任
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