ICTを活用したまちづくりについての後半です。


GISとは地理情報システムといいます。

位置や空間に関する様々な情報を、
コンピュータを用いて重ね合わせ、
情報の分析・解析をおこなったり、
情報を視覚的に表示させるシステムです。


もともとは専門的な分野で活用していたものですが、
現在では色々な活用が可能となっております。

様々なデータの位置データをGISに落とし込んでいくことで、
情報を一元化することができます。



詳細についてはコチラのサイトをご覧下さい。


富山市の事例を参考にしながら、
↓こういうものをつくり、まちづくりを見える化して
 分析してく手法について提案をいたしました。

たとえば、これは未就学児の分布と学校の分布を地図に落としています。
これをすることで学校の校区を決めたり、学校の再配置を考えたりすることができます。




【質問】
住基台帳データと地理情報システム:GISの連携についてです。

富山市ではコンパクトシティ戦略として
富山型都市経営の構築といった方針を掲げられ、
人口減少、超高齢化といった地方都市の現状を課題として、
それらに対応するための将来像を提示し、まちづくりを進められているようです。



課題を分析し、的確に将来像を描くために、
地理情報システムに住民基本台帳情報を連携し、
高齢者の分布、高齢単独世帯の分布、要介護・要支援者の分布等を
視覚的にとらえることで、的確な状況把握と課題解決のツールとされています。


本市においても、このようなシステムを構築し、
交通弱者への対応、校区の統廃合、要支援者施設数のあり方だけでなく、
災害対策においても利用することで、市域の状況に応じた課題を、
的確に解決できるのではと考えますが、見解をお聞きします。



【答弁】
地理情報システムと住民基本台帳の情報を連携するシステムを構築し、
市域における状況把握や、行政事務に利用することについては、
それぞれの自治体において、その効果に差はあるものの、
有効な手段の一つであると考えております。



一方、十分な効果を得るためには、
利用目的に応じて、基本地図を最新のものに整備する必要があること、
また、住民基本台帳情報を地図情報システムに連携する手法を
確立する必要があるなど、いくつかの課題もございます。


今後、こうした課題への対応や、費用対効果などついて、検討してまいります。


【意見要望】
こちらについては、やり方次第ではシステム構築というところで、
イニシャルコストはかかると思います。

しかし、これを導入することで、
施策の見える化、また、
これまで各種計画を策定する際に
個別で確認や照会をしていたような
庁内業務の効率化を図ることもできると思いますので、
今後ご検討下さい。