大変遅くなり、
また順番が前後しましたが、代表質問の内容もまとめていきます。



市政運営方針は枚方市のHPをご覧下さい。


今回の市政運営方針原稿のPDFへの直接のリンクはコチラです。

代表質問の質問項目は大変多いですので、
抜粋させていただいております。


代表質問を実際に行ったのは
同じ会派の清水議員です。

待機児童対策についてです。
まずは市長の姿勢を伺いました。

市政運営方針で「待機児童ゼロ」という言葉がなかったので、
本気で取り組む気持ちなのかどうか。

また、
何を聞いても「年度当初の待機児童ゼロを目指す」
の答弁しかありませんので、

年度当初のゼロが達成できないのであれば、
臨機応変な対応
を求めました。


【質問】
市長は、平成23年度の所信表明で、(市長2期目の際の方針の演説)
子どもたちの健やかな成長と学びを支えるための
3つの主要施策の1つ目に、「待機児童ゼロ」をめざすと掲げられています。

そうした中で、昨年度の運営方針からは、
一転して「待機児童の解消」をめざすといった表現に変化しており、
今回の運営方針も同様の内容
になっています。

この変化については、
市長の待機児童対策についての方向が、
後退しているのではないかと感じられます
が、
確認の意味を込めて、改めて市長の見解をお伺いします。


【答弁】
待機児童対策については、喫緊の課題であり、
年度当初の待機児童ゼロに向けて、
認可保育所の定員増を基本に様々な取り組みを進めております。


【質問】
先月の新聞で、東京都杉並区では、認可保育所に入れないことから
60人の保護者が異議申し立てを行ったという報道がありました。


杉並区は、昨年の4月1日時点での待機児童は52人で
都内でも5番目に少ない区であります。


本来、児童福祉法では、両親が共働きなどで保育できない子どもを、
市町村は保育所で保育しなければならない」と定められている中で、
同区において、本年4月からの入所申し込みを行ったところ、
2月の1次内定の段階で約1,500人もの児童に対し、
行政からの入所できない旨を記した「不承諾」通知がきた。

これでは、行政が責任を果たせていないということから、
保護者が集団で意義申し立てを行ったことから、
区は急遽、空き教室を活かした小規模保育施設をつくるなど、
平成26年4月までに400人の受け入れを増やすという内容です。

こういった事例は最悪のケースであり、
あってはならないことであると思います。


本市においても待機児童が発生していることから、
杉並区と状況は同じかと思います。

市長は待機児童の取り組みについて、
どのようにお考えなのか、再度、お聞きします。


【答弁】
本市では、近年の社会・経済状況の影響や女性の社会進出などにより、
本市におきましても保育需要の増加に伴い、
平成21年度以降、待機児童が発生しています。

この間、国の交付金の活用や市独自の補助を行い、
保育所の定員増を行っていますが、
昨年4月1日時点で32人の待機児童が発生しました。
こうした状況の中で、本年4月には160人の定員増を行い、
さらに、来年度は90人の定員増を行います。

今後も、待機児童ゼロに向けて、
認可保育所の定員増を基本に
様々な取り組みを進めてまいります。




【意見要望】
先ほどの答弁で、
待機児童ゼロを目標に取り組みを進めているとのご回答をいただきました。

今の時期では、この4月(数週間後)の状況がどうなのかは、
お答えいただけないとは思いますが、

仮に、待機児童が生じたときは、
年度途中の待機児童の解消も含めて、
学校の空き教室の活用など、
臨機応変な対応での待機児童対策を進めていただきたい。


あわせて、来年度から、新たな計画策定に着手すると聞いていますが、
その中にもしっかりと、従来からの手法だけでなく、
臨機応変な対応を位置づけてもらえるよう要望
させていただきます。


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結果としては、
5年連続で待機児童発生となりました。



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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
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