おもむろにスマホを取り出して書き込む
(お、いいフレーズ思いついたんだ)
彼女は売れない小説家。俺はその彼氏をやらせてもらってる。彼女の書く小説は面白い。すごく。世間はまだ彼女の天才さに気づけていない。すれ違う人ひとりひとりに言いたい。あなた、いまめちゃくちゃ損してますよ。って
彼女はいいフレーズが浮かぶとすぐスマホに書き込む。デート中でも、いつでも、どこでも。愛おしい。。。
「かいくんといるときがぁ1番いいアイデアが浮かぶんだぁ( *´꒳`*)」
満面の笑みでいうから嬉しくなっちゃうじゃんね。照れる照れる。
「あ、でも!中身は見ちゃだめだよ?完成してから見せたいの。ネタバレは嫌だからね」
かわいい。ほんっとに。俺語彙力ねえな。小説家向いてないかもな。向いてないな
まあでも?運命の人って真逆の性格らしいし
そゆことだよね。好きだあああ
「ちょっとお手洗い行ってくるね」
スマホ…置いていったなあ…
これはみてもいいのか?いやだめだ。でもみたい。みたい…。画面開きっぱなしだし。見ろってこと?そーなのか?もしかしてサプライズとかあったりして。そゆことしかねないし。
スマホ置き忘れるタイプじゃないと思うんだけど、、、、、、うん、みよう。
“1人の女性が女として成長するのはつまらない男と一緒にいるときなのです”
さて、帰るか