緊急帝王切開で出産後は、帝王切開の傷口の痛さと、可愛い娘が側にいて、乳がんになった自分よりママになった自分に専念出来ていた🤱
でも、骨シンチ検査で娘から隔離されて、更に再手術で入院延長。
骨シンチで私の身体に放射線が流れてるから、他の赤ちゃんとも接近出来ないという事で、今まで入院していた産科の病室には戻れず、少し離れた婦人科側の病室へ移動する事に。
同室には、魔女の宅急便に出てくるニシンのパイを焼くおばあちゃまにそっくりなキレイな白髪の気品ある女の人。
挨拶をすると、
「あなたは若くていいわね。これから夢がいっぱいあるわ。私は乳がんで片方のおっぱいないのよ。まだ60歳なのにもう身体中あちこち痛くてもう思うように動けないのよ。もう私の先は長くないの。」
と私にいきなり片方しかないおっぱいを見せてくれる。
出産後ここ1週間は乳がんの事より子育てがメインになっていたのに、いきなりまた乳がんという現実に引き戻される。
娘の誕生によって生きるエネルギーを浴びていたのに、急にまた死の恐怖が襲ってくる。
思わず、
「私も乳がんなんです。妊娠中に乳がんが見つかって手術したんです。若いのに乳がんになっちゃったんです。。」
と子供のように号泣😭
すると、おばちゃまが不自由な身体を起こしてゆっくり私に近寄ってくれて優しく抱きしめて、
「神さまはなんてひどいことを。でも祈ってるわ。ポジティブに前を向けば絶対に大丈夫。」
と、励ましてくれました。
この欧米のすぐに誰にでもハグする習慣、好きだな〜😭❤️
なんだか辛さと悲しさと切なさと温かさと色んな感情が込み上げてきて、さらにギャン泣き😭😭
その後も赤裸々におばちゃまの乳がんの闘病生活を話してくれて、なんだかズドーンと落ちてしまいました😨
骨シンチ検査で娘の記念写真撮影に立ち会えず、私だけ退院出来ず、明日は再手術で、更に乳がんのおばちゃまの辛い闘病の話を色々聞かされて。。
ママになった幸せな時間から、急に現実に。
あ、そうだった。やっぱり私は乳がん患者なんだ
と、思い知らされた今までの私の人生で一番辛く長い日でした。