「ある日」第一印象を覆す

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と、後半部で「殺人者の記憶法」に関するお話をされていましたので

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아주경제

［インタビュー］「ある日」キム･ナムギル第一印象を覆す

2017.04-12 08:00

映画「ある日」でガンス役を引き受けたキム･ナムギル［写真=オーパスピクチャーズ提供］

アジア経済チェ･ソンフィ記者= 第一印象はあまりだった。俳優キム･ナムギル(36)は、映画「ある日」のシナリオがおもはゆい「現実に添わないファンタジー」のように感じられて出演を固辞した。「あまりにも恥ずかしいのは苦手なので」この作品に出演することはないだろうと考えていた。

しかし、キム･ナムギルはこの作品の他の視線を見ることになった。ある日、ふとした出来事だった。作品とキャラクターが心を覆したのだ。「状況や環境に応じて受け入れることが違ってくるということを」痛感した瞬間だった。「一人でシナリオを読んで号泣するほど」で彼はそうして「ある日」出演を決定した。

昏睡状態に陥った女性の魂を見た人ガンス(キム･ナムギル)と思わぬ事故で霊魂になって世の中を初めて見た女性ミソ(チョン･ウヒ)の話を盛り込んだ｢ある日｣のキム･ナムギルの変化をもう少し詳しく聞くことができた。

一体どのような変化だったのか？

- 特別なきっかけがあったのではなかった。当時「殺人者の記憶法」を撮影している中だった。連鎖殺人魔の役だったのでそうなのか非常に敏感になっていた。そんな中「ある日」のシナリオが感性的に響くのだ。痛ましくまた痛く感じられた。泣いて撮影現場に行ったらウォン･シンヨン監督が｢殻のような目であるべきなのに、なぜこのように感性的なのか｣と、ひどくけなすほどだった。だから監督には「これから僕は善良にいきるよ」と、文句を言ったこともあった。観客たちにも、このような情緒を伝えたいと思った。

出演をきっかけに、映画界の構造についても話したが

- 個人的に私は素材の多様性に憧れを感じている。現在の映画界はいわゆる「万ウォン映画」だけ作られているから。万かかる映画が良い映画なのか？もちろん商業映画もいいのだが、このような多様性映画も好きで楽しむ。観客も同じことだ。私たちがより多くのジャンルと素材に接するためには、このような映画も良くしなければいけない。

以前からずっと演技に対する喉の渇きについて言及した。力を抜いた演技をしたいと。「ある日」はそのような喉の渇きを癒してくれる作品だったのか？

-喉の渇きを癒してくれる作品の一つであった。通過作品であるわけだ。この映画を疎かにしたというのではなく、作品ごとにそのような気がする。映画を撮って一年ほどになるが、開封するので(時間が経ってみると)きまりがわるくなるのだ。個人的には残念だと感じられることもあったりして。

今回の作品は確かに体の力を抜いた感じだった。ファンタジー的状況と異なり、演技は非常に現実的であった。

- 大切に考えていた部分だった。プロ的な部分は専門知識を持っている映画ではないので重点しないようにした。但し、言い方は普段使いのようなものを使い、日常の周辺にいるような人物に見えるようにした。

文語体的セリフも多かったが、確かにセリフのトーンも現実的であった。

- 私の姿を投影するのがよいと考えた。「パンドラ」ジェヒョクや「ある日」ガンスは私と近寄っている部分が多い。多情多感だったり、くすぐったい表現が出来なくて面倒だったりする。それを映画的に表現すると、あまりに縮んでしまわないだろうかと思った。

「パンドラ」のように感情を表出するのではなく、内に耐えなければならない演技だった。より難しかったようだ。

-そのとおり。むしろ感情を洗い出す表現よりは簡単だ。「自分を隠して」式の演技が大変だった。ガンスを演技するとき悲しみを隠して内に置いていながら、痛みを露出させた。日常的に過ごしながら痛みのある空間でのみ同情、罪悪感を取り出そうとした。トラウマを感じるときも淡々と表現しようとした。本当に普段の、日常のように。

チョン･ウヒさんとメロがないので、よりよかった。

- 初めて(チョン)ウヒさんと映画を撮るというので、周りは｢激情メロ｣かと期待した。両方の強いキャラクターからそのように思ったようだ。私はハードではないから｢それでもある程度はメロだろう｣と思ったが、全然なかったよ。ハハハ。その点で新鮮であるともいえる。最近のドラマや映画では男女のメロジャンルの話をたくさんするから。私たちの映画が他のジャンルと考えられるというひとつの提案をしたわけだ。

映画のエンディングを見て、ガンスは傷を克服したのか疑問に感じた

- うまく生きていきます。それは開かれたと思う。また、別の愛を見つけることができたのか、妻への愛が大きすぎて一人でやっていくのか、生きていくことが大変で死ぬこともあるかも、それはわからないことだ。

個人的にはガンスに多くの荷物を背負わせたようで残念だった。頼っていたミソさえも最終的にガンスに荷物を押しつけたようで

-私もやはりそのように思っている。ガンスの立場では本当にしたくない選択だった。ミソの健康がいいとは言えなくなくなるからタイミング的に彼女の死を一緒にするのは考えられないと提案するほどだった。しかし、シナリオの始り自体がガンスの選択だったのでいけないといわれた。尊厳死に関しては本当に大きな重みを感じた。議論がされている部分もあるし。代わりに、直接見せることはやめようした。

次期作は「殺人者の記憶法」である。「ある日」とは全く別のキャラクターを演じた

- 連鎖殺人魔役だ。ソシオパスでもサイコパスでもない医療的に無名の姿を見せてくれと要求された。扮装を消したジョーカーだったらいいなと言われた。監督からヒースレジャーのパネルをプレゼントしていただいて、いつもそれを覗いて見たりする。ガンスが感情を失っていくキャラクターなら、「殺人者の記憶法」は感情自体がない役である。

ソシオパスでもサイコパスでもない医療的に無名の姿の連鎖殺人魔