勤め先では年一回、大きなイベントを開催しています。寄付していただいた物品を安価で売らせていただくバザーもあります。


寄付は団体から、個人、両方いただいています。

本当にありがたい事です。


ある日、まだ新品?と思われるようなランドセルを持って来てくださいました。まだお若い男性でした。


息子さんが使っておられたのですが、高学年になったらランドセルは使わないとの事、学校にも寄るでしょうが、軽いタイプのカバンやバックパックになるみたいです。


「息子は、ちょっと学校に行けなかった時もあったけど、今は元気に行っている。」との事、良かったですね、でも思い出にとっておかなくてもいいんですか?とお聞きしたら、寄付しても良いかどうか息子さんに確認されたそうです。


「お父さん、いいよ、欲しい人が使ってくれたら嬉しい。」と言ってくれたから、という事でした。


ありがたくいただき、なんだかええ話を聞いたな、と嬉しかったので、その事を身近な人に話しました。


聞いた人は「いい話やな、とは思うけど、親にしたらランドセルは新品の物を買ってやりたいと思うよね。」と。


あ、そうかもしれんなあ、そしたらバザーでは売れないかもなあ、と思いました。


案の定、バザー終わってからランドセルが残っているのを見た時、「やっぱり、、あかんかったか。」

とがっかり。


バザーで残った物はしばらく事務所の入り口近くに置いています。ランドセルが置いてあったら、寄付した人が通りがかった時に悲しいやろなあ、と少し奥へ置きました。


ランドセルの話は上司にもしていたので、残念やなあ、と上司にも共感してもらっていました。


イベント終わって一週間くらい経ったある日、外国の方が御夫婦で訪ねて来られて、携帯で翻訳して子供用のカバンが欲しい、と。!


ランドセルやん!と思って置いてたとこを探してもなくて、え〜と思っていたら彼らの方が先に見つけてくれて、あーこれこれ、これが良いですか?と見せたら、いつの間にか小さな男の子が来て、日本語で何やら喋る!「日本語喋れるやん。😆」その前に私は寄付されたいきさつを英語で話そうと奮闘していたのだけど、なかなかうまくいかなくて焦っていたのでした。


どうしてここにある事がわかったのか?とご両親に聞いたら友達が教えてくれた、と。

そして、わたしが、ランドセルを開けて

ここにポケットがあるし、中もきれいですよ、と言おうとしたら男の子が「僕がやる!」と手にとっていろいろ見て「僕、すごく嬉しい!」と言って早速背負ってくれました。もう待ちきれない、という様子でした。


嬉しかった!


ありがとう、と男の子の手を取って握手したらお母さんがハグ、と言ってくれたのでハグして、本当に嬉しかったです。


最後に男の子が「このカバンは日本語で何と言うの?」と聞いたのでランドセル、と言ったのですが、後から考えたら「日本語ちゃうやんなあ」と思いました。


もっといろいろ男の子は話してくれていたのですが、それに、寄付してくださった方ともいろいろ話しを聞いたのですが、わたしの表現力なさで、またあまり詳しく書けない事もあって伝わってないなあ、と思います。


日常生活で物を買う時にいちいち売っている人、作った人の事に思いをはせる事はわたしにはなかったけど、よく考えたらどんなものにも思いがこもっていて、愛情がたっぷりなんですよね。


ええ年して、何を今頃気付いたの?


でした。そして、英語はやりなおさな、あかんなあと思っております。写真、お話しとは全く関係ない、とあるカフェからのものです。