あゆみちゃんシリーズの最終話です。

 

 

 

わたしは一人っ子が憧れでした。

 

 

朝のテレビでやっていた、一般の子が参加して番組の終わりには

 

 

 

好きなおもちゃをもらえるという番組があって

 

 

 

あの番組に出てる子供達が悶絶するほど羨ましかった。

 

 

 

クリスマス前に新聞に入るおもちゃ屋さんの広告を

 

 

ぼろぼろになるまで持っていました。

 

 

眺めているだけで楽しくて。

 

 

わたしの周りの一人っ子のお友達は、

 

 

もれなくわたしの欲しい世界に住んでいました。

 

 

 

あゆみちゃんもその1人。

 

 

 

一つ違いのきょうだいの中で争いながら育つわたしにとって、

 

 

眩しいほど憧れの存在でした。

 

 

 

 

けれど、それはただその子の表面だけしか見ていなかった自分に気づいたのです。

 

 

 

 

みんな本当は、色々ある。

 

 

無闇に人を羨ましがらなくなったのは、小さな時から複雑な家庭環境が多い街で育ったせいからかもしれません。

 

 

 

キラキラしているあの人も、なんでも手に入っているように見えるあの人も。

 

 

 

そこにくるまで、血を吐くような努力をしている人もいる。

 

 

 

違う部分ではすごく苦労している人もいる。

 

 

 

そんな人の裏側を見てきたので、あゆみちゃんのお母さんに対しても、

 

 

 

色々なご意見があることを重々承知した上で、わたしの思いを書かせていただきますと、

 

 

 

まだまだ女性が第一線で働くことがよしとされていなかった昭和の時代で、

 

 

 

子どもと女性が1人で生きていくためには、やはり男性の力も必要な時もあったのではないかなとも

 

 

今は思うのです。

 

 

あゆみちゃんとは、中学3年生まで仲良しでしたが子どもの頃と変わらず、

 

 

お母さんが大好きで、純粋で優しい女の子でした。

 

 

彼女は、やはりそんな環境の中でも、大切に育てられていたんだなと感じます。

 

 

 

子どもたちには自由な時代だったけれど、女性には息苦しい時代だったのかもしれませんね。

 

 

いつもいいねやコメントをくださる方、ありがとうございます。

 

 

ブログ開設当初から見守ってくださる方も存じ上げてます、感謝ばかりです。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

 

 

 

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この回は描くのがしんどくて、描き終わった後は編集さんに褒めていただきました笑