自分の奈良大学での勉強も
テストの結果待ちだけになっています
このブログもあまりネタがなくなってきました

この時期、
来春以降奈良大に進もうかなと
お考えの方もおられるのではないでしょうか

もしこのブログをご覧の方で
そうと思われる方がいらっしゃれば
アドバイスしたい(=先輩風吹かせたい)と思います

1.お金の問題

学費そのものは普通の大学に比べれば、かなりお安いです
しかも奈良大は教科書代込み

ただ忘れてならないのは他に費用がかかること

 

授業にはテキスト科目とスクーリング科目がありますが
スクーリング科目の費用は、学費と別に考える必要があります
 

スクーリングはこの大学の最大の魅力ではありますが
年間で払い込む学費とは別料金
スクーリング一回当たりはそれほどではなくても
通算するとそこそこな金額になります
また
関西圏にお住まいの方ならそれほど気にしなくていいかもしれませんが
ほかの地方の方にとっては
その都度
奈良までの往復の交通費
奈良での滞在費
がもちろん必要
自分は関東です。
記録を合計したらけっこういい金額になりました(汗)

お金の問題とはちょっとずれますが
スクーリングは週末金・土・日を使って行われることが多いです
お仕事されてる方やご家庭の都合があるかたなどは、日程調整もしなければなりません

さらにテキスト科目の単位習得試験は
全国の試験会場で受験可能・・・といっても、
札幌・東京・名古屋・岡山・広島・福岡だけ
(関西地方の方は奈良大で受験できる)
会場に遠いところにお住まいの方には不便です
さらに東京会場はそこそこ試験開催日がありますけど
他は回数が多いとは言いにくい
必要に応じて奈良大まで試験を受けに行くことも考えなくてはなりません
(ちなみに、スクーリングの際にも受験可能です)
そして試験会場までの交通費はもちろん、場合によっては滞在費も必要です

オンラインで全部完結できる歴史系の通信制大学もあるので
純粋に学位取得を目指している方にはそちらの方がいいかもです


2.単位習得(=卒業)は楽ではない

テキスト科目の単位習得はなかなか大変です
まずレポート提出、この合格がもらえると、次に試験を受けて合格してようやく単位がもらえます

このレポート作成がそこそこたいへん
もちろん提出しても不合格になることはけっこうあります(科目によって多少差はありますが)

そして単位習得試験
試験問題は事前に10題公表され、そのうちの一題が出題されます
試験時は持ち込み禁止なので、解答の暗記が必要(例外的に持ち込み可の科目もあり)
解答を暗記しても、
それが正しいかどうかは採点されないことにはわからない
かなりの労力を必要とします

ちなみに自分はコロナ禍の中でしたので、
試験は在宅になり、
覚える必要はありませんでした
単位を取るという面に限れば、ラッキーでした

卒業率の公表はありませんが
わたしが入学した時約200人いたはずなのに
自分が卒業式に参加したときは60人くらいでした
その卒業式にはもちろん4年(編入は2年)では卒業できなかった方も含まれており
(そういう自分も編入で3年かかった)
これをもって単純に卒業率とはいえないにしても
卒業できる人はかなり少ないことはおわかりいただけるかと
最少年数で卒業される方は、超がつく優秀な方です
 

仕事しながら学位を目指す方には相当な覚悟が必要です
仕事をしてない方も含め、
入学するなら
4年(編入2年)より数年多くかけて
自分のペースで卒業を目指す方がいいと思います
もちろんそれだけ学費も必要ですが

あと、これとても大事だと思うのですけれど
身の回りにそれなりの規模の図書館がないと
勉強がなかなかはかどらない
論文とか専門書とか必ず読むことになるので
必要な本を全部買ってられません
そもそももう売ってない本とかも探すこともあります


3.かなりの孤立感

入学して最初のうちは
情報も何もなく
大学で質問は受け付けてくれるけれど
質問票出しても返ってくるのは一か月後

かなり孤立感があります
ただ、たんたんと教科書を読むだけ
これに耐えなくてはいけません
(通信教育は最初みんなそうです)

スクーリングに参加するようになると
知り合いもできて
そうするといろいろな情報が入ってくるようになり
モチベーションも徐々にあがっていくとは思いますが


以上なんかネガティブな感じでつらつら書きましたけれども

それでも
おススメしておきます
とくにスクーリングはとても勉強になりました
あらたな知り合いもできましたし
得難い3年間でした

なので加えて学芸員課程も勉強しました
これももうすぐ終わりなのが名残惜しい・・・

(とか言って、いま結果待ちの科目、落ちてませんように)