ベッドで 2時間の安静と告げられてから 入れ替わり立ち代わり看護婦さんが、様子を見に来て「調子はどうですか?」と 聞かれる。

家では、考えられないことだ。

ベッドで寝転びながら看護婦さんを見ると みんな可愛くて別嬪さんに見える(笑)

 

体温を測るのにわきの下に体温計を入れるのだけど 入れて暫くのちに看護婦さんが、「はい、出して」という。音が、鳴ったようである。

左耳のすぐそばに体温計を挟んでいるのに私には、全然聞こえない。

pet検査の時に聴力検査もしたけど 高音部に軽度の異常を認められると診断されたのが、本当だったのだと納得した。

そういえば、インフルエンザの予防接種のときなど体温測定の時 5~6m離れた遠くの看護婦さんが、鳴ったよと言ってくれるのだけど、自分では、全然聞こえない。

 

点滴の針が刺さったまま ベッドに横になりながら下半身をごそごそと動かしてみる。普通に動く。TVでも見ようとリモコンを操作していたらリモコンが、ベッドの下に落ちてしまった。

左手に点滴の針が、刺さっていてベッドの右にリモコンが落ちてしまって 更にリモコンがばらけて 電池が出ている。

上半身を傾けてリモコンをようやく掴んだのだけど 元にもどれない。

左手は、点滴台からチューブにつながれて動かせない。下半身は、ベッドの上にあり右半身は、頭を下にしてベッドの右側に落ちそうになってる。

頭の中は、真っ白・・・

一人こわい看護婦さんが、いたので早く元に戻らないとと焦っていたら 若くて優しい看護婦さんが、やってきて 大慌てで助け起こしてくれました。

やれやれこわい看護婦さんでなくて助かったと思っていたのに 後からその看護婦さんに大目玉をくらいました。若い看護婦さんが、チクったようです。(当然ですね。)

 

1時間半ほどたったころ 点滴になんか追加の薬剤の入った袋が、ぶらさげられました。30分で薬剤が、体内に入って点滴が、終わりだそうです。

 

点滴って面白いですね。ちょっと手を動かすとチューブに血が逆流する。

袋の薬剤がなくなったら チューブの上から液面が、スーと降りてくる。

腕まで降りてきて空気が血管に入ったらやばいかなと思い 腕近くまで液面が来たら針を引っこ抜こうと思っていたら 腕より少し上のところで 液面の 下降が止まった。

血圧と液体の重さが釣り合ったのかなと 勝手に思っています。

 

安静時間残り30分になったころ ようやく点滴の針が抜かれてわりと自由に動けるようになりました。喉がカラカラっだので検温に来た看護婦さんに 「水を飲んでもいいですか?」と聞いたら 「いいですよ」と言うので 「よっしゃー!」と起き上がろうとすると 「何をしてるんですか?!」と怒鳴られました。水を汲みに行くのだと言ったら「安静だといったでしょう!」とまたまた怒鳴られました。

 

しばらくしたら 年配の看護婦さんが、寝転んでいても飲めるような容器にストローをさして水を持ってきてくれました。

「絶対に寝転んだままで飲ませなさい」とくぎを刺されたといって笑っていました。

 

そのあと 水を飲んで大事件が起きました。

水が、気管に入り 咳き込んだら腹筋が収縮して 前立腺?あたりにひどく痛みを感じ 咳をしたいけど必死で我慢をしなければならなくなりました。

これは 私しか知らないことです。看護婦さんが、知ったら大事(おおごと)になったかもしれません。

 

2時間たって安静処置が、とけて トイレに行きました。

事前に聞いていたのだけど 血尿が出ました。

最初 ぼてぼてと 血尿が出て やがて しゃーとピンク色の尿が勢いよく出る。

終り頃 また ぼてぼてと赤い血尿が、でた。