こんにちは!
きものステーションスタッフのマキノです。
ワークショップ3日目、5回シリーズなので、
いよいよ折り返し地点です。
前回に引き続き、袖を縫います。
先に、表から、袖の裾を縫いました。
次に、裏から、袖口と袖のまるみを確認して
ラインを引き、ミシンで縫っていきます。
続いて、身頃を縫います。
ここで、痛恨のミスが発覚★
襟肩明き、5cmでいいのに、
うっかり10cm切ってしまっていました!
仕方がないので、4cmずつ詰めて縫い合わせます。
一つ身なのに、背縫いができちゃったw
そして、前身頃と後ろ身頃を合わせて縫います。
袖付けと身八つ口の部分を開けて縫いました。
これだけでも、きものっぽさを感じますね!
さらに、おくみをつけたら、そして、襟をつけたら…
完成までの道筋が見えてきます。
ミシンは譲り合って使うので、
待っている間に、もうひとつの布の裁断を進めました。
かわいいダルマさんが並んでいる生地です。
112cm幅の布2mで一つ身が作れます。
娘が毎日きものを着て過ごすことができるように、
一つ身を増やすのが目標です!
今回はここまで★
5回でどこまでできるでしょうか?
がんばります!
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ワークショップで参加者のみなさんが制作した
愛情たっぷりのこどもきもの、
「こどもきものてん」でご覧いただけます!
12月2日(金)〜4日(日)
左京区一乗寺の恵文社にて。
毎日イベントもあります!ぜひお越し下さい★
こんにちは!
きものステーションスタッフのマキノです。
前期のワークショップ2日目、
前回は、参加者のみなさん、
それぞれの布の裁断がメインでしたが、
2回目の今回は、いよいよ縫っていきます。
まずは、付けひも。
大人のきものには、ひもはついておらず、
着付け小物の腰ひもで着付けしますが、
子どものきものには、ひもをつけます。
というのも、動き回る子どもたち、
きものにひもが縫い付けられていることで、
動いても、ずれにくく、
ほどけたり、裾が開いてしまうことを
防ぐことができるのです。
歩き始める赤ちゃんのための一つ身、
この付けひもが帯代わりとも言えるので、
ちょっと広めにして、飾りの要素をプラスしました。
まっすぐ縫うのには、ミシンが便利★
ミシンに集中すると、娘が泣き出したので、
抱っこしてミシンをかけました。
なんとかできるものですね!
裏返しやすいように、端っこの角を縫い留めて、
長いものさしを使って返します。
長いものが好きな娘、ものさしをつかんでサポートw!?
アイロンをかけて、仕上げます!
かわいいひもができました♪
続いて、袖を縫います。
縫うところを待ち針で留めます。
油断すると、待ち針を娘に抜かれるので、ボンヤリ禁止!!
表側から縫って、裏返します。
さらに裏から縫うのですが、ここでタイムアップ!
続きは、次回★
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愛情たっぷりのこどもきもの、
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こんにちは!
スタッフのマキノです。
前回にひきつづき、
第1回のワークショップのレポートです。
弟が30年前に着た七五三の衣裳を
甥っ子のためにメンテナンス(カビの処置)をして、
改めて、肩上げ、腰上げをすることになりました。
キレイになったきもの、
昔の黒紋付の黒の色は、
こっくりとしていていいですね!
さて、甥っ子の裄(首の付け根から手首まで)
の長さに合わせると、
20cm縮めないといけません!
後ろ身頃の半分、
背縫いから袖付けのちょうど真ん中を中心に、
右左にそれぞれ10cmずつを待ち針で印付けします。
上げる量が多いため、襟にかぶってしまいました!
これでは、上げが縫えないので、
襟にかからない位置まで袖側に、ずらします。
右側が、袖付けを超えて、
袖まで食い込んでしまいますが、致し方ありません。
前は、こんな感じ。
家紋も縫い目に隠れずにキレイに出そうです!
後ろは、こんな感じ。
印を付けた待ち針を合わせて、縫うところを決めます。
二目落としで縫っていきます。
縫い上がりました。
上げに隠れる方の縫い目はこんな感じ。
見える方の縫い目と、上げの山。
両肩に上げが整いました。
やっぱり上げのシルエットは、
こどもらしくてかわいい★
上げがあると、ふんわりとしか、たためません。
たたみ方は、留袖などと同じ、大名たたみ。
なるべくいらないしわができないように
気を配りながらたたみました。
上にものを置いたりしないように、
気をつけて、着るまでの間、保管します。
第1回目のワークショップ、
3時間でできたのは、ここまで。
腰上げと袖上げは、次回に持ち越します。
このきものは、3歳児には袖が長いので、
地面につかないように、袖上げも必要です。
詳しくは、次回にまたレポートしますね。
肩上げをやってみてわかったことは、
意外と簡単で、すぐ縫える!ということ。
上げをしてあると、
縫い目通りにピタッとたたむことができないので、
億劫がらずに、着た後には、上げをほどいて、
また、着るときに
チャチャッと縫ったほうがいいな、と思いました。
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愛情たっぷりのこどもきもの、
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こんにちは!
こどもきものワークショップに参加しているマキノです。
前回にひきつづき、
第1回目のワークショップをレポートします!
急ぎの仕事、それは、七五三の衣装の上げをすること。
ワタシの甥っ子が今年3歳のお祝いをします。
30年ほど前に、弟が七五三で着た
黒紋付羽織ときものを着たい!
ということでメンテナンスすることにしました。
なぜ黒紋付だったのか、
当時の経緯を知る人がもうだれもいないのですが、
推測すると、弟は8月生まれで、
お宮詣りのきもの(祝い着)は、夏物の絽でした。
通常は、お宮詣りのきものを仕立て直して、
七五三の3歳のときに着るのですが、
夏物を秋に着るのは季節外れのため、着られません。
そこで、きちんとした衣装(正装)として、
黒の羽二重で四つ身のきものと
5つ紋入りの羽織を仕立てたのでしょう。
30年前に弟のサイズで肩上げ、腰上げをしたまま、
長い間、タンスの中で眠っていました。
かなりキレイな状態で保たれていましたが、
ところどころに白いものが…
この汚れは、いわゆるカビです。
染色補正の職人さんのところに相談に行きました。
上げをそのままに、カビだけを
キレイにしてもらうこともできそうでしたが、
上げをほどいて、カビをキレイにし、
一度きちんとプレス(アイロン)していただいて、
あらためて、甥っ子のサイズに
上げを施した方が気持ちがいいと思い、
手間はかかりますが、そのようにお願いしました。
そして、お預けしてキレイになって
戻って来たのが、最初の写真です。
上げがないので、
大人のきものと変わらないシルエットですね。
さて、このきものと羽織に、上げを縫っていきます。
続きは次回★
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ワークショップで参加者のみなさんが制作した
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こんにちは!
元チーフ・マキノです。
前回にひきつづき、こどもきものワークショップのレポートです。
昨年ガーゼの一つ身きものを作ったので、
今回は、冬用のキルティングの
一つ身きものを作ることにしました。
現在(9/5時点)1歳2ヶ月の娘、
お正月にあったかく着ることができるきものです。
一つ身とは、
1〜3歳くらいまでのサイズのきものの裁ち方です。
裁断していると、子ども達が遊びに来ますw
布を広げると、わざわざ踏みに来るみたい。
たとえ汚れても、木綿なので、洗えば済みます。
よそいき用の絹では、そうはいきませんから、
普段着用の木綿や麻は、
子育てしながら仕立てるのにおあつらえ向きですね。
写真の布は、右から、身頃、襟、おくみ2枚。
一つ身なので、身頃には、T字形に切り込みを入れています。
Tの上の部分がちょうど首のところ。
このT字をくるむように、襟を縫い付けていきます。
Tより上の部分が、後ろ身頃、
Tより下の部分が、左右の前身頃で、
前身頃には、おくみをつけます。
後ろ身頃には、縫い目がないので、
魔除けの背守りを縫います。
あと足りないのは、袖ですね。
袖も切りました。というわけで、パーツは6枚。
さらに、余り布で、紐も作る予定です。
こどものきものは、紐を身頃に縫い付けます。
こどもは動き回るので、
身頃に紐を縫い付けておかないと、
あっという間に、Aラインに開いて、
バサラ状態になってしまいますw
身動きしても、紐が身頃とつながっているので、
きものの形がキープされるんですね。
よく考えられてできていますね。
さて、今回は、キルト生地は裁断までで作業を終えて、
急ぎの仕事を進めます!
それは、七五三の男の子用の黒紋付羽織ときもの。
肩上げ、腰上げ、袖上げを、
こどものサイズに合わせて、施します。
詳しくは、次回、レポートします★
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