着付け講師、きものコンサルタントの
増田あさかです
昨日の続きの、大島紬について
昨日の記事はこちらから→★
大島紬って、紬っていうくせに
紬糸を使っていません
えぇーーー!? ですよね。
この着物は藍染の糸で織った藍大島です
大島紬は一説によると、1500年の歴史があるといわれています
でも大島紬に人気が出てきたのが江戸時代で
当時は紬糸を使用していたそうです
そして大正時代に生糸が用いられ
名前だけ「紬」がそのまま残ったそうです
ちなみに紬糸も生糸も、繭を原料とする絹糸ですが
絹糸を作り出す工程が違うと、呼び名が変わってくるのです。
簡単に説明しますと・・・
繰糸機(そうしき)という機械で繭から糸を取り出して
何本かを合わせて1本の糸を作りだすのが「生糸」
繭を煮て綿状にに伸ばし真綿にしてから紡いで作るのが、「紬糸」
なんですよ~
なので、大島紬は生糸を使った絹織物なんです。
ついでに、大島紬について簡単にご説明しますと・・・
大島紬は奄美大島と宮崎県と鹿児島県で、生産されています
有名なのが泥染の「泥大島」ですね。
あとは藍染を加えた 「藍大島」や「泥藍大島」
植物染料で染めた 「草木染大島」
化学染料で染めた 「色大島」
白地の 「白大島」
スケスケの 「夏大島」
って、大島紬種類が豊富です~。
以前にも、大島紬の織りについて書きましたが
それはこちらから→★
わたし大島紬が好きなんですよね~。
なので、ダラダラ大島紬について書いてしまう
もっと泥大島が出来るまでの工程とか
泥の話など、書きたくなりますが
マニアックなので止めておきます。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました