1級着付け技能士試験を振り返って~持参品~ | 1級着付け技能士 キモノジカン

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~持参品~

持参品については細かく書かれているので
注意深く読んで検定委員の方に注意されないように準備しましょう。
ここで注意されるなどしてつまづくと、精神的に後に響きます。完璧に準備しましょう

あくまでも個人的見解です。




モデル→人間女性【年齢に規定はないので、20代、30代、40代、50代と会場は年代様々でした。若いモデルが多く感じた】
ヘアセットもキチンとアップスタイルにして日本髪の方もいました。ヘアスタイルは審査項目ではないので着付けしやすいようにキチンとまとめておけば良いとおもいます。私は美容師友達にアップしてもらいました。

着物→絵羽模様であること。詳しく説明してあるので、柄のつきかたをよく見ておきましょう。買った時に呉服屋さんから「絵羽模様ですよ」と言われ、買ったものでも説明でかかれている柄付きになってなければ失格になりますので、注意しましょう。
付け下げ柄もダメ。
付け下げ柄の着物を持ってきていて、何人もの検定委員さんに囲まれて、審議されてる方がいました。結果、失格にはなりませんでしたが、「今回は見逃します」と言われてました。厳しい検定委員さんに当たるとここで、失格=退場ですね。

伊達襟→着物に伊達襟は縫い付けて持参しました。背中心部分を比翼のように縫っておくと畳みやすい。

長襦袢→長襦袢には襟芯を入れておきました。襟がブヨブヨ波シワ浮きが出来ないように、縫って安定させました。

帯締め→平でも丸でも良いので、コツがいらない丸を選びました。金糸の入った礼装用。

帯揚げ→総絞りのものを使いました。

腰紐→5本+三重紐

羽根用ゴム→販売されてる長い1本の黒ヘアゴムを3分の1にカットして結んだもの。
輪になった状態で売られているものは伸びて切れる可能性があるのでダメ。
無難でシンプルな黒ヘアゴムがベスト。
ラメ入りなども避けました。

伊達締め又は伊達巻→長襦袢には伊達巻(花嫁用の一番長い物)、着物には伊達締めを使用

帯板→前板は花嫁用の広巾の物

帯枕→売られているまんまのもの。ガーゼをゴムで止めることはダメ。

補正用ガーゼ→必要な長さ分を2つ折りにして巻いて持参した。
補正用コットン→市販されてる一番広いタイプのコットンを持参、ビニール等からは出して持参しましょう。カットはしないこと。

グリップ→私は特大2本、大3本。少なければ少ない方が良いと言われますが、私は5本使いましたが、クリップを付ける外すも時間ロスですから。はずし忘れは失格。
名前書いてたり、シールなんか付けてたら外しましょう。いちいち、細かい部分を見られないで良い。

ソーイングセット→ハサミ、針、糸、必要最小限を透明のジップロックに入れて、一目で分かるように持参。本番で使いませんでしたが、先生のアドバイスで印象がいいので持っていきましょ。

衣装敷→サイズの規定がないので、会場での自分のスペースが2m×2mなので一番特大の衣装敷を持参。作業がしやすい。

衣装箱→サイズ規定のもの。私は風呂敷を使い、規定のサイズにたたみ、その上に道具を置きました。風呂敷でないものを使っていて注意を受けている人がいました。

浴衣、ガウン→浴衣を腰揚げして持っていきました。当日の説明で紐で絞めずに肩から羽織るだけにして、というアナウンスがありました。