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着物語 -KIMONO STORY-

好きなもの。
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モットーは “一日1スイーツ”。
着物まわりを中心に、
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古い歌舞伎座をご存知のかたであれば、幕間になると、トイレの前に長い行列ができたことをご記憶のことと思います。

お弁当を食べる時間はあるかしら、次の幕に間に合うかしら…とハラハラしながら、列に並んだ経験をお持ちのかたも多いのでは。


新しい歌舞伎座では、この辺りがだいぶ改善されています。

トイレの個室の数が増え、入口と出口とを分けて一方通行にしたことで、導線もスッキリしました。

今でも列はできますが、さほど待たされることはありません。


ところが・・・


先日歌舞伎を観に行ったときのこと。

いつものようにトイレの列にならび、スイスイと順番がまわってきて用を済ませ、あとは手を洗って外に出るだけ、というところで、洗面台を待つもう一つの行列ができていました。


なぜ、ここに行列が?


列の後ろにいるときは見えなかったのですが、洗面台の近くまで来てわかりました。

ハミガキをしているかたたちが、洗面台を占領していたのです。


うーん。

うーーーーん。

それは、ないのでは?


ちょうどお昼の時間だったので、食べ終わったあとにハミガキをしたい気持ちは理解できなくはありません。

でも、後ろには、手を洗いたいだけの人たちが列をつくっているわけです。

わたしを含め、ほかのお客さんだって、お土産物を見たり、お茶を飲んだりしたいはず。

お姉さまたち、ちょっと気遣いが足りなくはないかしら?


そもそも、歌舞伎座でハミガキをしている姿そのものが驚きでした。

歌舞伎座というのは 「非日常」を楽しむ空間だと思っているわたしにとって、正直、誰かがハミガキをしている姿というものを見たくはありません。

それは、日常そのもの。

どう見ても美しくはない。


歌舞伎座でハミガキ、、、なんというか、、、不粋です。


まあ、でも、どうしてもハミガキをしたい人もいるのでしょうから、百歩譲ってそこはよしとしましょうか。

せめて、手を洗いたい人のために洗面台を開けておく気遣いがほしかったですね。

それくらいの想像力は働かせましょうよ。


もし歌舞伎座のトイレに 「ハミガキ禁止」 だとか、「ハミガキをする人はシンクを共有してください」 だとかいう張り紙ができたら、それこそ不粋ではありません?

そういう、しみったれた場所になってほしくないなあ。


歌舞伎はもっともっと多くの人に親しまれてほしいと思うけれど、大人の社交場としての洗練された空気感は、みんなで大切にしませんか~?


以上、一歌舞伎ファンからの、ささやかなお願いでございました。


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